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キレる上司の社内暴力続発、警察に被害届も
「態度が悪い」「仕事ができない」と、上司が部下をしかりつけるうちに、手を出してしまう社内暴力事件が相次いでいる。
侮辱的な言葉によるしっ責など「パワーハラスメント」(職権による人権侵害)が社会問題化する中、直接的な暴力にエスカレートする<キレる上司>。専門家は「刑事事件になれば、企業イメージへの影響はより甚大」と警告を発している。
大阪府警によると、大阪市中央区の電話サービス会社で昨年12月13日、30歳代の営業課長が男性社員(28)の顔を手で殴り、1週間のけがを負わせた。社員はその後、出社せず、府警東署に傷害容疑で被害届を出した。
同社は「社員が酒のにおいをさせて出社したことから、部長が日ごろの態度を含め注意した。社員がその場で改めようとしないため、部長の隣にいた課長が殴った」と説明。社員の親族は「『この野郎』とののしられながら何回も殴られた。指導や注意というものではない」と憤っている。
同市西区の土木建築会社でも同年9月、ホームページ作成を担当した男性社員から報告を受けた社長が「ちゃんとできていない」と怒り出し、社員の顔を殴るなどした。軽傷だったが、西署は傷害容疑で社長から事情聴取している。
東京のNPO法人「労働相談センター」によると、上司の暴力に関する相談は2年前から目立ち始め、最近では毎月10件以上寄せられているという。同センターの石川源嗣所長は「リストラで人が減る一方、厳しいノルマを課せられるなど企業環境の悪化が、幹部社員らをいらだたせているのではないか」と推察する。
暴力を含む「職場でのいじめ」について相談を受け付けている大阪府総合労働事務所は「泣き寝入りしていた部下が声を上げるようになった。警察に被害を訴えるケースは増え続けるだろう」と指摘している。
(読売新聞) - 1月18日16時24分更新