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(回答先: お猿の電車 投稿者 フニャコ 日時 2005 年 1 月 09 日 13:47:07)
フニャコさん、まんまんちゃんさん、Sintaさん、横から飛び入りですみません。
まんまんちゃんさん(以前は、「まんまちゃん」と勘違いしてすみませんでした)
「陸軍軍務局長 永田鉄山斬殺」で触手が動いちゃいました。
高倉健演じる相沢中佐が、永田鉄山を斬殺する際
「死んでもらいます!」
と言ったのかどうかしりません。映画見てないんで、すみません。
これは、ヤクザ映画のせりふでしたっけ。
「あんさんには、何の恨みもございませんが、渡世の義理というモンで、死んでもらいます!」
2・26事件の前奏曲となった、永田鉄山斬殺事件です。当時、相沢中佐は妻子のいる40代の
高級将校で、白昼堂々マントの下に日本刀を入れ、軍務局長室に入り、無言で鉄山を斬殺し、副官に重症を負わせました。
この後が笑っちゃいます。武人の親方の集まりであるはずの、「陸軍参謀本部」なのにだれも逮捕せずに、鉄山の返り血を浴びて血だらけのマントを羽織った相沢中佐は悠然と出口まで、制止されることもなく、見てみぬフリだったとか。武人の親方連中は自分に火の粉が降りかからぬように、無視していたらしい。
事件の全容が明らかになってきても、知らんふり。
この様子をたまたま見ていた、後の2・26事件の主犯の一人である磯部浅一(浅吉?かもわかりません)は、武人の親方の総本山がこのザマなら、同志が5〜6人いれば簡単に参謀本部はのっとれるとみていた。
武人の親方集団の実態は、だれも責任をとりたがらない「お役人」集団の「ドタバタ」した姿だったのです。
この斬殺事件は、全世界でも注目のニュースになったらしいです。
「白昼堂々の斬殺劇、・・・時代錯誤もはなはだしい。・・・・」などなど。
相沢中佐は「皇道派」の天皇絶対主義者で、合理的思考をする「統制派」の永田鉄山に対して異常な反感を持っていたと言われる。天皇を道具扱いするとは許されない、と思ったのかどうかわからない。
磯部は、天皇の周囲を取り巻く財閥や政治家などの暗雲を取り去らない限り、天皇陛下は国民のための天皇たりえませんぞ!と天誅をくだすために、2・26事件を起こしました(えらい、単純化しすぎ?)。最後まで、天皇の純潔を信じて刑死しましたが、その天皇家が皇室財産の運用を、国際金融資本に任せていたのでは、浮かばれません。確か、こういうオチでした。
(ざっと、「 神々の軍隊 〜2・26事件 国際金融資本の闇と三島由紀夫〜 」濱田政行
三五館、からのうろ覚えです。)
2・26事件で獄死した神々の軍隊(さらには、戦争で犬死してしまった兵士・国民)は草葉の陰から、今の世のありようをどのように見ているのでしょうか?たぶん、悲しいのを通り越して、「笑うしか、しょうがないわ」と見てるでしょうか。
国家とか、軍隊とか、天皇とか、〜主義とか、〜党とか、〜教とか・・・抽象的な記号のために死ぬのは、よっぽど気をつけねばなりません。
長生きしてよく考察してみると、利用されただけの、ただの「犬死」やんかというのが多いです。
まとまりがありませんが、昼休み板は「なんだかな〜」という状況ですので、飛び入りさせていただきました。