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(回答先: 1000万円超す純金の将棋駒も…日本橋三越の福袋【読売新聞】 投稿者 バルタン星人 日時 2004 年 12 月 12 日 06:16:07)
師走学&年越し術:
はてなの玉手箱 福袋を開けてみれば…目玉はここでも「韓流」
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/katei/news/20041212ddm013100054000c.html
正月定番の風物詩と言えば、福袋を求めてずらりと並ぶ人の列。年始イベントとしてすっかり定着した福袋について調べてみた。【清水優子、写真も】
■どうやって決めるの?
今年の元日初売りに約2万5000人が列を作った西武百貨店池袋店(東京都豊島区)。今月8日夕、社員食堂で「福袋見分け会」が開かれた。 同店は今年、初めて女性10人のプロジェクトチームを結成。10月以降毎週、売り場の福袋担当者は、同チームを交え会議を重ねてきた。
目玉は、ドラマ「冬のソナタ」でのぺ・ヨンジュンさんのコーディネートを模した「感動!あのドラマなりきり福袋」(2万円)などをそろえた「韓流福袋」。小川清販売部長(61)は「売りたいポイントが分からない」「お客様が感動しない」など厳しく注文。再検討し、20日ごろには袋詰めが始まる。
■人気過熱で死者も
そもそも、福袋の習慣はいつから始まったのか。1908(明治41)年1月2日から3日間、6000個を販売したのが東京・神田の松屋呉服店(現・松屋銀座)。既に「福袋」と呼ばれ、1〜2円で2〜3倍の価値の品物が入っていた。
名古屋の「いとう呉服店」(現松坂屋)は1911(明治44)年、5円分の雑貨類などが、日雇い労働者の日給にほぼ相当する50銭で買える福袋を発売した。同社によると、1893(明治26)年、着物の端切れを紙袋に入れた「袋ぎれ」を発売。未明から客が殺到し、丸太棒のさくで整理したが死者も出たという。
初売りと言えば仙台。旧仙台藩時代から続く行事で、お茶屋の茶箱など豪華景品がつくことで知られる。明治・大正時代には全国へ知れ渡ったといい、この景品が福袋の元祖とする説もある。
■福袋でマイホーム
最近は商品の豪華さに驚くが、代表格が「住宅福袋」。伊勢丹新宿本店(東京都新宿区)は今年、3000万円の新築一戸建てに500万円分の庭造り付きの福袋を3000万円で2本発売し、17件の申し込みがあった。
阪神百貨店(大阪市)も今年1月、阪神タイガースのリーグ優勝記念で「トラ部屋付き住宅」(2004万円)を発売。一室がタイガースグッズであふれ返るという企画。応募70件から抽選で決まった大阪府貝塚市の公務員(62)は50年以上の虎ファンで3人家族。「ちょうど住宅建築を検討していた。虎模様の寝具もトラッキー(ぬいぐるみ)も家族や友人に好評」と話す。
■購入の心構えは…
「福袋ジャーナリスト」を自任するフリーライター、恩田ひさとしさん(39)=東京都江戸川区=が挙げる心構えは▽普段利用するデパートに行く。好みと合いやすい▽早い者勝ちでは、売り場までの最短ルートを事前確認▽行列に並ぶ場合、トイレに行かないよう水分摂取を控える−−などだ。恩田さんは「男性用下着などこだわりが少ないものは、面白みはないがハズレ感もない」と話す。
それにしても、行列するほど福袋が好きなのはなぜか。「緊張と不安と期待が入り交じったドキドキ感を楽しんでいる」。こう話すのは博報堂生活総合研究所(同千代田区)の主任研究員、原龍一郎さん(52)。「選べない窮屈さが新鮮。物があふれて選び疲れており、たまには誰かに選択を託したいのでは」と分析する。=毎週日曜日に掲載