ところで、話は脇にそれますが、
「太子」って、「太った子」という意味から来たんでしょうかねえ？

太った子、と大きい子では大きい子、の方が今日ではイメージがいいような気
も・・・。

でも、昔は太った子も大きくよく育ったたくましい子、ということで「健康優良児」
扱いされてたんですよね。末は国技の力士か大臣か。

それが今じゃ、「肥満児」「成人病予備軍」として幼児にも（体質によっては）ダイ
エットや偏食矯正が奨められる有り様にすら、なっている。
（給食が食べきれなくて、しょっちゅう居残りにさせられ、親にまで骨皮スジ子とい
うあだ名をつけられた体の弱い子供時代の私には、太った子供は憧れと羨望の対象で
した）

昔の母子手帳には、「抱き癖がつくので、赤ちゃんは泣かれてもあまり抱っこしたり
しないこと」「母乳より、栄養バランスのよい人工ミルクの授乳をおススメ」なんて
書かれてたみたいですが、それが今となっては「なるべくこまめに抱いてあげて、ス
キンシップをはかりましょう」「なるべく母乳で育てるようにしましょう」ですもん
ね。
これじゃ、情緒が安定しちゃって、産経新聞が書いたように、反抗期が目立たない
子供（パラサイトシングル予備軍？）や、デレデレした育児参入マイホームパパ、
（マイナス成長の原因？）が増えるわけだ。この世は地獄。困ったもんだ。

果たして、ちょっと昔と今の方針ではどっちが正しいんでしょうかね。
前者の方が、ほったらかしでもいいから親は面倒臭くなくていい、という発想もあり
そうですね。高度成長期にはぴったしですね。
産みっぱなしでもいい、子供に愛情かける必要もないし、なんかまずいことがおきた
ら世間体を楯にして怒鳴りつけたり殴りつけてやりゃいい。「お前はいい学校や職場
に行けるように、一生懸命勉強していればいいんです。それが親の愛情です」とでも
言っておけば、どこでも通っちゃう。それで十分教育的義務は果していることになる
んだから、そりゃあ親なんて、気楽な稼業と、きたも〜んだ。
昔は、いろんな意味で社会が良かったんですね。

本当にそういう時代の方がずっといい時代だったという意味で、世の中をふにゃ
ふにゃにする今の母子手帳や医療の基準の方が間違っているんじゃないでしょうか？
どうせなら「子供には決して抱いたり母乳を与えたりするな。殴って育てるか、産ま
れたらすぐ特殊教育施設に入れて子育てから開放されて」ぐらいに言ってくれたら、
世の中の親はもっと楽になって、子供たちも根性が鍛えられるんではないでしょうか。
母親業も廃業になって、女は夫にかしずいてさえいれば子育てなんていう面倒を押し
付けられなくなる。
これはフェミニズムそのものでもあります。
世界中の女が、全て娼婦として生きていけるようなパラダイス。

大きいことは、いいことだ。

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