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http://www.collectors-japan.com/nevada/main/m_050201_1.html
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１．日本が誇るもの：似て非なるもの
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富山・氷見の寒ブリ ： 養殖のブリ
北海道の鮭児 ： 養殖の鮭
大分の関アジ・関サバ ： 輸入もののアジ・サバ
新潟・魚沼産の無農薬コシヒカリ ： 色々な産地が混ざったお米
左側に記載した食材は何でこんな値段？というほど超高額の食材です。
一般で売られている＜ブリ・鮭・アジ・サバ＞に比べれば１０倍以上の高値がつく食材となっています。
それでも日本にはこれらを好んで食べる人たちがいます。
一般に言われています【グルメ】族ではありません。
単なる【グルメ】族ではこれら超高級食材を日常に食べることなどできないからです。では誰でしょうか？
資産家といわれる人たちです。
彼らは、常日頃から高級食材を口にしていますが、では、味だけでこれら高級食材を食べているのでしょうか？答えは、ＮＯです。
資産家にとって、味も大事ですがもっと大事なことがあります。
それは≪安全≫です。
過去の経済レポートで幾度となく取り上げてきました≪食の安全≫ですが、資産家にとってはこの≪安全≫程、重要なことはないのです。
上記４つに共通しているのは、味がよいというだけではなく、汚染・農薬に殆ど関係なく≪安全≫ということなのです。
鮭を見てみますと、スーパー等で一切れ１００円以下で売られている鮭もあります。
どろどろの養殖池で合成の餌を与えられた鮭を食べるのか、天然物でしかも一切れ３，０００円の鮭児を食べるのか。
それとも、天然の一切れ１，２００円の時鮭を食べるのか。
鮭には変わりはありませんが、安全・味をとれば、どちらが健康によいかおのずと分かります。
５キロで８，０００円を超える魚沼産の無農薬の新米コシヒカリか、５キロで１，０００円の産地が良く分からないお米を食べるのか。
大分の佐賀関半島沖の物凄い早い潮でもまれ、一本釣りで釣り上げられた大きな関アジ・関サバは、一匹３，０００円もします。
スーパーでは世界各国から輸入され、１００〜３００円で売られているアジ・サバがありますが、沿岸で取れるがゆえに水銀等の有害物質に汚染されているかも知れません。
中国等では経済発展の暗部である大気・土壌・海洋汚染が深刻な問題になってきておりますが、この沿岸でとれたアジ・サバ・貝類等の海産物は果たして安全でしょうか？
日本はかつて公害を垂れ流し、数々の環境汚染を引き起こし、国民に物凄い犠牲を強いましたが、今や公害には最も厳しい世界の環境大国というべき地位を固めつつあります。（尤も硫酸ピッチ等の不法投棄も後を絶たず、最近ではやや疑問が出てきている部分もありますが・・）
この日本でとれた農産･海産物は、世界で最も≪安全な食材≫とでも言えるはずです。そして、ただ安全だけではなく≪味も素晴らしい≫のです。
ここから本題に入りますが、なぜこのようなことを述べましたかと言いますと、日本が誇れる≪安全な≫食材をもっと日本を始め世界中に売り込むべきだからなのです。
日本ではこの２０年ほどアトピーが流行っていますがこのアトピーは一体どこから出てきたのでしょうか？
不思議な病気と言われるアトピーですが、日本が＜飽食の時代＞といわれて海外から食材を買い集めたころから、このアトピーが日本に蔓延してきたのは単なる偶然でしょうか？
車の排ガス等の大気汚染がアトピーの原因なら田舎にいけば治りますが、田舎でもアトピーは流行っており、とても大気汚染が原因とは言えません。
我々日本人が、『海外の食材は安いから』と言って食べてきた食材に、少しずつでも有害な汚染物質が含まれていたとすれば、それを食べてきた母親の胎内から子供に栄養として受け継がれ、結果生まれた赤ん坊には刺激物質とでもいうべき汚染物質が蓄積されていることになります。
これがアトピーの原因かもしれません。
今、日本には過去では考えられなかった犯罪が多く出てきていますが、これは栄養不足・汚染物質に関係ないのでしょうか？
外食等で合成の添加物が多く入っている食事をしている日本人が多くいますが、それらの食事には、栄養の偏りが見られ、中でも天然の精神安定剤とも言われるカルシウムが不足していたり、缶コーヒーやジュースを大量に飲み、砂糖を過剰に摂取していたりする若者や成人者が多くいると言われています。
カルシウムが不足すれば、“切れやすくなる”と言われています。
砂糖を過剰に摂取すれば、“脳の発達が狂う”とも言われます。
添加物として使われていますリンを過剰に摂取したり、合成保存料を大量に摂取することで、“脳の作用が狂う”こともあるかもしれません。
色々な複雑な汚染物質や有害物質が知らず知らずのうちに体内に入り、蓄積され、ある日突然、時限爆弾のように炸裂するとすれば・・・・。
人間は小宇宙のような構造をしていると述べた有名な学者がいましたが、実際そうかもしれません。
人間の身体は単純なものではなく、色々な複雑な要因が絡み合い、組成されている小宇宙とも言え、その小宇宙を作り上げる上で最も必要なことは＜食べ物＞だと言えるのではないでしょうか？
汚染物質が入っている食材を食べ続けていれば、いつかは身体中が汚染物質だらけになってしまいます。
口から入ったものが我々体の細胞を作っているのですから、これは当たり前のことです。
脳もそうです。
脳の働きを助けると言われる＜レシチン：ホスファチジルコリン：脳細胞や神経細胞に多く含まれています＞という物質は人間は作り出すことができません。
口から摂取するしか道はないのです。
では、このレシチンは何に含まれているのでしょうか？
昔の人は豆腐・納豆をよく食べ、クルミをおやつとして食べていましたが、まさにこれらにはレシチンが含まれているのです。
今、現代人は、どれだけ豆腐・納豆・クルミを食べているでしょうか？
赤ん坊・子供の頃に、どれだけこれらレシチンを取っているでしょうか？
満足にレシチンを取っていなくて、まともな脳ができるでしょうか？
日本人は、今まで『安いことはよいことだ』を追い求めてきましたが、結果、今の惨状を招いたことも考えられ、この辺で『安いことはおかしい』と思うべき時が来ているのではないでしょうか？
５キロ８，０００円のお米でなくとも、安全な美味しいお米は多くあります。
もっと日本の農家の方が『このような値段ならお米を作っても良い』、『これだけの値段ならもっと農薬を減らした稲作ができる』というお米の価格になってよいはずです。
今のような作ってもコスト割れに近いような価格では誰も馬鹿馬鹿しくてよいお米など作ろうとしなくなります。
ただ闇雲に安さだけを追い求めていけば健康面をそれだけ犠牲にすることになり、それが結果的に自分の健康・家族の健康被害をもたらし、回りまわって医療費として国・国民の負担としてのしかかってくることにもなるのです。
冒頭にご紹介しました超高級食材でなくても、健康に良い国産の食材が一杯あります。
資産家達はよりよい食材を選び、自分･子孫の代まで安全を追い求めていきますが、一般国民も、安心できる国産食材を少々高くても利用するべきではないでしょぅか？
安全は≪ただ≫ではありません。お金が掛かるものなのです。
一人一人が、食の安全面に目を向けていけば、きっと良い方向に行くはずです。その道は長く、険しい道かもしれませんが、農家・漁業の方と消費者がもっと距離を縮め、よりよいものを作るシステムにすることは可能なはずです。
そして、同時に日本が世界の農作物・水産物の一大輸出国になるべきなのです。
農家・水産関係者の方は、もし日本人があくまでも安いものを求め続け、変われないのであれば、世界に打って出ればよいのです。
超高級食材を求める資産家達は世界中に多くいます。
米国では、最近＜KOBE Beef＞が流行ってきています。
米国産＜KOBE Beef＞ですが、ブランドイメージは超高級ステーキです。
ところが、『これがKOBE Beef？』といえる味ですが、それでも結構高い値段で売られています。
ならば、本物の神戸肉・松阪肉を世界に売りに出せばどうでしょうか？
まがい物ではなく、本物の神戸・松阪肉を世界の資産家に売り出せばどうでしょうか？価格は高い。
でも、世界には一本１０万円を超えるワインを平気で飲む資産家は何百万人といます。彼らをターゲットにすればよいのです。
一般人を相手にするのではなく、世界に散らばる数百万人の資産家層を相手に市場を開拓していけば、日本の農業・水産業は十分やっていけるはずです。そして、日本でも＜安全＞を重んじる資産家はいます。
彼らの殆どはすでに日本経済が崩壊しても大丈夫なように準備はしており、危機が起こりましても、十分、今の消費はしていけます。
一般国民があくまでも安さを求めていくのであれば、極限られた資産家だけを相手に、日本の農業・水産業の方は生き残っていけばよいのです。
今まで農家・水産業の方は、政府・農協・漁業組合に頼ってきましたが、これからは、本当の意味での≪自立≫が求められています。
これが日本の農業･水産業の生き残る道でもあり、かつ発展できる道でもあると思います。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。