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2005年02月13日(日)
偽造カード被害防止へ 「手のひら」認証 信金・信組、導入を検討
偽造キャッシュカードによる被害の防止対策をめぐり、信用金庫・信用組合の業界団体では「手のひら静脈」の生体認証を平成十七年度以降に導入する方向で検討していることが十二日までに分かった。地域金融機関には暗証番号に数字とアルファベットを組み合わせて複雑化したり、窓口で本人確認に合言葉を使うなど、独自の「アナログ」的な工夫が目立つ。
信金・信組のATMネットワークは、それぞれの業界団体が運営している。生体認証では東京三菱銀行と、経営統合するUFJ銀行が「手のひら」、みずほフィナンシャルグループと日本郵政公社が「指の静脈」を導入する方向だが、信金・信組とも「手のひらが業界標準になる」(全国信用金庫協会)と予測した。ただ、ATMでの切り替えは個別金融機関の対応となり、普及には時間がかかりそうだ。
「おばあちゃんの原宿」で知られる東京・巣鴨が地盤の巣鴨信用金庫は、顔写真と合言葉で本人確認する新型口座「盗人御用」を十六日から始める。キャッシュカードは発行せず、口座のある支店窓口で本人のみ預金を引き出せる。確認は免許証などがなければ、顔写真を登録。さらに「好きな歌手と曲」など五つの合言葉を登録し、そのうち三つが言えれば確認成立となる。年間手数料は千二百六十円。「お年寄り向けのサービスを考えた結果」という。
大垣共立銀行は、貸金庫の入室時に、顔で本人確認するシステムを三月、名古屋市内の支店で導入する。申し込み時に顔を撮影し、輪郭などをデータとして登録。「顧客層が限られており、指や手のひらより抵抗が少ないとして導入を決めた」としている。
関西アーバン銀行は七月からATMの暗証番号に、四けたの数字に加え、アルファベット四文字を併用。組み合わせは数字のみだと一万通りだが、併用で四十六億通りに増える。利用は無料。
首都圏が地盤の城南信用金庫は、一カ月間のATM利用限度額を自由に設定できるサービスを五月に開始する。顧客が多額の現金を引き出されないよう配慮したという。
一方、インターネット専業のイーバンク銀行は十三日から、ATMの出金を、パソコンや携帯電話からロックできるサービスを始める。四月からは、停止するATMの所在地を都道府県単位で指定し、三十分単位の時間指定も行う。同時に犯罪防止のため、ATMで残高照会や誤った暗証番号が入力された場合、メールで即時に通知する。
http://news.goo.ne.jp/news/sankei/keizai/20050213/m20050213013.html