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ジブリ独立、徳間書店から分離へ…「ハウル」で動く
公開中の映画「ハウルの動く城」が大ヒット中で、アニメヒット映画作品で知られるスタジオジブリが今年春にも出版大手の徳間書店から分離、独立することが12日、分かった。新会社は宮崎駿監督らが経営陣となり、過去の名作を含む営業権を徳間書店から譲り受ける。“大政奉還”で、「新生ジブリ」としてさらなる飛躍を目指す。
ジブリは現在、徳間書店の事業本部の一つ。本社は作品の制作拠点がある東京都小金井市に設置される予定だ。譲渡額は100億−150億円になる見込みだが、営業譲渡に必要な費用は、東宝、日本テレビ放送網、電通、博報堂DYグループなどに要請する方針。
新会社は資本金1000万円。スタジオジブリ事業本部の鈴木敏夫本部長が社長となり、宮崎監督と高畑勲監督が取締役に就任する。ハイレベルのアニメ映画を世界に発信する拠点を目指し、アニメ制作者の育成なども行う予定だ。
ジブリは昭和60年に徳間書店の子会社として設立したが、徳間書店の経営悪化で、平成9年に本体に吸収された。その後、「もののけ姫」や「千と千尋の神隠し」といった世界的な評価も高いヒット作を制作し、徳間書店の経営を屋台骨として支えていた。
徳間書店は三井住友銀行の支援下で再建中だが、傘下の映画会社の大映やレコード会社の売却などの合理化を実施してきた。赤字経営が続いていた本業の出版事業は平成17年3月期に黒字に転換する見通しで、ジブリに頼らなくても自立できるメドがついたとして、ジブリ独立を認める環境が整った。
12日17時00分 社会一覧
情報提供:夕刊フジ
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__984108/detail