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http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/media/20050210NTE2IFT0110022005.html
◎中国物流最大手のシノトランスと提携して拡大中
米国の物流大手UPSは、中国で新たに3つの配送センターを開設した。今後2年間でさらに20施設の開設を計画しており、中国で積極的に事業の拡大を進めている。
また同社は最近、米中間の空輸能力を拡大すると共に、現地パートナーの事業を買収することによって中国国内のエクスプレス・サービスの自社管理化を推進している。
UPSは米国における成長の鈍化を補う目的から、急速に拡大しつつある中国事業への関心を強めている。
ライバルであるフェデックスとDHLも中国には多額の投資を行なっている。しかし、SJ・コンサルティング社のサティシュ・ジンデル社長は、UPSがその中で最も積極的であると述べている。
上海、蘇州、福建の3センターの開設により、中国におけるUPSの配送センターは40を越え、2年後には60に拡大することになる。
こうした施設は、繊維製品、IT部品、自動車部品等の輸出入のための物流センターであり、サプライ・チェーン・マネジメント事業の一翼を担う。
UPSは中国線の航空便数を週6便から12便に拡大したばかりだが、さらに6便の追加について中国当局から既に認可を受けている。
同社は米中間の貿易の拡大に対応するため、エアバスA380スーパージャンボを10機、長距離輸送機のボーイングMD−11を11機発注している。
中国からの輸出について、UPSの取扱量は2004年の第4四半期に125%の成長を記録したが、同社は依然としてその売上の70%以上を米国国内の配送事業に依存している。
(英フィナンシャル・タイムズ特約)