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(回答先: 北朝鮮への経済制裁と報復:準備は? (Nevada経済速報2月7日) 投稿者 愚民党 日時 2005 年 2 月 07 日 19:08:07)
あすの決戦見守る在日元北朝鮮代表
サッカーのワールドカップ(W杯)アジア最終予選初戦、日本−北朝鮮戦のキックオフが九日夜に迫った。北朝鮮代表には在日朝鮮人のJリーガー二人が加わるが、在日選手の代表入りは二人が最初ではない。かつて「在日朝鮮蹴球(しゅうきゅう)団」という強豪チームがあり、数々の代表を輩出してきた。元代表選手らは「いい試合をして、日朝の融和につなげてほしい」と後輩にエールを送る。
北朝鮮代表入りしているのは、広島の李漢宰(リ・ハンジェ)、名古屋の安英学(アン・ヨンハッ)の二選手。
一九八〇年代に在日で初の北朝鮮代表になった朝鮮大学校サッカー部監督の金光浩(キム・グァンホ)さん(49)は「Jリーガーで祖国の代表なんてうらやましい。私のときは蹴球団しかなかった」と話す。
各地の在日を力づけようと、蹴球団が発足したのは六一年。実業団や大学チームと親善試合を行い、七〇年代にかけて無敵の強さを誇った。しかし、公式試合には出られず、「幻の強豪」といわれた。
蹴球団長も務めた金さんはJリーグ発足の際、「在日朝鮮人という特別な事情を考慮して参加させてほしい」とチームの加盟を要望したが、「国籍の壁」に阻まれた。結局、各チームにつき、ほかの外国人選手枠とは別に「在日枠」で一人だけ入ることが事実上認められた。
蹴球団はその後、Jリーグの隆盛とは逆に、経済難や士気の低下などで実力が下降。九九年に事実上解散を余儀なくされた。
民族学校でサッカーの腕を磨いても、プロへの夢や生活上の必要で国籍を変える若者もいる。「一度韓国籍をとれば、北の代表にはなれないといった矛盾に振り回される。サッカーは政治じゃないのだから…」と、金さんは在日選手の悩みを打ち明ける。
北朝鮮代表として、八五年のW杯メキシコ大会予選で日本と戦った金さん。「日本人とは一緒に認め合って生きていきたい。在日の子どもたちに夢を与える試合をしてほしい」とエールを送る。
一方、Jリーガーとして初めて北朝鮮代表になった東京朝鮮高級学校サッカー部監督の金鍾成(キム・ジョンソン)さん(40)も約十二年間、蹴球団にいた。民族学校の学生の公式競技参加がようやく認められたのは、金鍾成さんが学生を卒業した後の九〇年代だった。
「自分たちのときは公式戦がなかったという違いはあるけれど、今回出場する二人の代表にも、先輩や私たちの思いは伝わっていると思う」と話す。
拉致問題などで冷え切った日朝間を背景に、大勢の取材陣が殺到することについては「試合が注目されるのはすごくいいことじゃないですか。それを日朝対立という方に持っていかず、日朝融和の方に持っていってほしい」と語った。
蹴球団解散後、今は社会人チームの「FCコリア」がその流れをくむ。日本人選手も二人所属している。「民族や国家の違いや争いを際立たせるのではなく、融和に導くのがスポーツではないか」。北朝鮮サポーターの一人はこう語った。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/spo/20050208/eve_____spo_____000.shtml