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また、あの新聞だよ。
>郵政民営化 これでは改革に値しない
>詰まるところ、民営化するにしろ、現状の公社のままにしろ、
>貯金、保険の資金量に踏み込まなければ問題は解決しない。
>この問題になると、政府は「政府保証が外れれば資金量は減る」
>「民間会社の活動を制限することはできない」とそっけない。
>こうした本質の問題を避け、自民党とさらなる妥協を重ね、
>民営化にこぎつけたとして、何の意味があるのか。
http://www.mainichi-msn.co.jp/column/shasetsu/news/20050206k0000m070121000c.html
ほんと、どんな問題でもそうなんだけど、
「市場原理で問題を解決する」って発想を、
絶対に持とうとしないんだよね。
今の、郵貯、簡保の肥大化の最大の原因は、
無償での国家保証と、巨額の免税にある。
それによって、市場原理の中では実現不可能な
商品で金を集めているのである。
それが無くなればよほど努力しない限り、
資金量が減るなんて自明だろう。
「貯金、保険の資金量に踏み込」んで
人為的に縮小し、経営の自由度を奪い、
せっかくの民営化会社の活力を削いで、何が嬉しいの?
良い会社を作って、その会社の株が高く売れれば
国庫が潤い、将来の国民負担も減るのに。
また、
>民営化したから資金も民間に流れる保証はない。
>国債の大量発行下では期待薄だ。
って言うけど、
無償での国家保証や巨額の免税というバッファーが無くなれば、
他の民間企業に対抗して金を集めるためには、
諾々と国債を買うだけでなくそれなりに積極的な運用が必要になる。
どう考えても資金の流れは変わると思うが。
でも、彼らにはそういうのが見えないんだろなあ。
産業「解体」機構に傾倒していたこの新聞の
経済音痴ぶりは死ぬまで治らないんだろう。
とはいえ、この新聞は極端な例だが、
日本人一般に市場原理活用型の政策より、
政府が直接手を下す政策の方を好む傾向があるように思う。
なんか、その方が確実なように見えるんだろうね。
政治家やマスコミもその方が説明しやすいし。
でも、だいたいそういう政策は副作用が酷くて死ぬんだけど。
いや、上記の傾向は日本人に限らないか...
世界中で何十億という人達がマルクスに騙されたんだから。
人類はこれからも失敗し続けるんだろうなあ。
http://blog.melma.com/00099352/20050206230517