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http://quote.yahoo.co.jp/q?s=8263.t&d=c&k=c3&a=v&p=m130,m260,s&t=ay&l=off&z=l&q=c
(株)ダイエー (東証1部:8263) 2/4 230円
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050205-00000004-maip-bus_all
産業再生機構の支援を受けて再建を図るダイエーは4日、05年2月期の連結業績予想を下方修正した。特別損失として、店舗閉鎖・事業撤退費用約2300億円、減損会計の前倒し適用約2200億円などを計上し、5100億円の最終赤字に陥る見通しになった。再生機構の資産査定に基づき、大幅な赤字になるのは計画通りだが、小売り事業の予想以上の不振が、再生の行方に暗い影を落としている。
05年2月期末に、ダイエーは約4100億円の債務超過になる。しかし、取引金融機関から4050億円の債権放棄を受け、スポンサー企業と再生機構が1000億円の増資を引き受けるため、財務状況は、06年2月期には回復する。
問題は小売業の不振だ。単体売上高は当初予想より400億円少ない1兆3100億円。再生計画で119億円を見込んでいた営業利益は55億円にとどまる。特に再生機構活用を決めた昨年10月以降の落ち込みが激しく、下半期(9〜2月)は3億円の営業利益しか出せない。
蓮見敏男社長は「再生機構活用について方針がなかなか決まらず、従業員や顧客に不安感を与えてしまった」と、経営の混乱が売り上げ不振の一因になったことを認めた。
閉鎖対象の53店舗の赤字幅も予想以上に拡大した。あるダイエー関係者は「店舗では、改革にやる気のある従業員と、リストラを恐れてやる気をなくした従業員の二極化が起きている」と指摘する。3月に決まるスポンサー企業が、従業員のやる気を引き出せるかどうかも、再生のカギを握る。【小林理】