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(回答先: 上海B株指数週足チャート 投稿者 TORA 日時 2005 年 1 月 29 日 18:33:07)
凍える上海、中国で深刻化する電力不足
FujiSankei Business i. 2005/2/2
http://www.business-i.jp/news/china-page/news/art-20050201205507-EQNFQIFPCS.nwc
中国では今冬、記録的な寒さが続き、電力不足が一層深刻化している。特に、上海を中心にした華東地区や、工業地帯を抱える広東省では厳しい電力供給制限が実施されており、日系企業の一部にも影響が出ている。中国新聞社電が伝えた。
中国の経済政策を統括する中国国家発展・改革委員会(国家発改委)の朱宏任・経済運行局副局長は北京で開かれた電力関係の会議で、中国では今年に入っても電力供給のひっ迫した状態が続いていると述べ、「ピーク時には中国全土で2500万キロワット程度の電力が不足する」との予測を明らかにした。
◆広東省などでも
朱副局長は、上海市など華東地区における電力不足が最も深刻で、不足電力は1200万キロワットに達すると指摘。華中地域では渇水期の電力不足も慢性化しているという。
また、広東省でも今年の電力不足量が450万キロワットに達するとの見通しで、同省が昨年予測していた250万キロワットを大きく上回っている。
このほか、北京を中心とする北部地区もたびたび激しい降雪に見舞われるなど、厳しい寒さが続き、ホテルなどでも暖房の温度を通常の25度から22度程度まで下げるなどの対策をとっている。
朱副局長によると、中国では昨年、電力不足に備えて、ここ数年で最も多い総容量4930万キロワットの発電施設を新たに建設した。しかし、中国経済の発展のスピードが極めて速く、資源やエネルギーの輸送が追いつかず、「電力不足解決に向けた糸口は見えていない」と説明している。
また、昨年12月の1カ月間に、電力不足が発生した省の数は20省で、同年11月の16省に比べると4省増加。昨年末には、発電用石炭の在庫量が1099万トンとなり、前月に比べ112万トン減少した。
◆自家発電で対応
このため、華東地区や広東省では断続的な電力制限が続けられている。特に、冬場でも暖かい広東省で、電力制限が行われるのは極めて異例で、日系企業が多数進出している広州市経済技術開発区では今年に入って10日連続の停電に見舞われた企業もあると伝えられる。
日系企業のなかには、地元政府に対して、電力の安定供給を要求するとともに、自家発電装置を購入して電力不足に備えるところも出ている。
朱副局長によると、全国的に発電所の新規稼働が本格化するのは来年以降だ。このため、今後は電力価格の調整などを積極的に実施し、発電用石炭の輸送ルートの確保や地域間の電力取引などを通じて、今年夏の電力ピーク時に備えて、対策を強化することにしている。