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戦後開発行政の指針「全総」廃止へ (asahi)【2015年体制・買収列島改造計画に向けてか?】
http://www.asyura2.com/0411/hasan38/msg/631.html
投稿者 愚民党 日時 2005 年 1 月 30 日 09:03:32: ogcGl0q1DMbpk
 

●2015年体制とは国土10年総合計画。
その列島改造とは地方各地の経済を空洞化・廃墟化しながら
国土を国際金融家に「国譲り」するという図式であります。

2015日本列島改造計画「10〜15年の超長期計画」がいよいよ本格的に起動。

長銀を破綻させ「新日本銀行」へと捏造し、国際金融家にプレゼントしました
構図でもあります。

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http://www.asahi.com/paper/front.html

■戦後開発行政の指針「全総」廃止へ 国交省、法改正方針
 国土利用、地方参加型に


 国土交通省は戦後の開発行政の指針となってきた全国総合開発計画(全総)を廃止する方針を固め、06年にも始める新たな国土利用計画の概要をまとめた。全総の根拠法の国土総合開発法(国総法)を事実上廃止する新法案を3月上旬に国会に提出する。今後の社会資本の整備は、既存施設・設備の有効活用を掲げ、脱開発型に改める。新計画は「全国計画」と「広域地方計画」の2本立てとし、地方が計画作りに参加する仕組みも導入する。具体的な事業を盛り込む地方計画の内容によっては大規模公共事業依存の仕組みが温存される可能性もあるが、中央官庁主導による開発型計画から、低成長・人口減少時代に対応した国土利用への政策転換を目指す。(橋田正城)

 全総は10〜15年の超長期計画で、様々な公共事業計画の上位に位置する。その枠組みの中で、地方の開発や各事業の方向性が決まる。大規模工業基地の建設など、巨額投資を伴うことの多かった全総は無駄な開発を促すと批判されてきたが、新法が成立すれば5月にも廃止される。

 今後は5年ごとに全国計画と広域地方計画を作成し、見直す。全国計画は国が作り、地方計画は自治体と地元経済界などが地域の実情に即した都市整備のあり方を検討し、その内容を盛り込む。両計画とも自治体による意見提案制度を設け、計画修正を可能とする。

 全国計画は国土の保全・管理を重視。全総のように具体的な事業は定めず、国土利用の方向性と理念を示す程度にとどめる。06〜07年に正式決定する予定だ。

 原案は、(1)東アジア経済圏やロシアとの連携強化、輸送・コンテナ航路網など物流の利便性向上(2)道路や港湾などの社会資本整備は新規投資を抑え、既存ストックを活用(3)土地開発と防災計画を一体運用し、国土のリスク管理を実施(4)資源確保と安全保障の観点から海洋立国をめざす――など7項目を掲げた。

 地方は06〜07年に全国を10程度の圏域に分けて、各地で地元関係者らが「広域地方計画協議会」を組織する。地域活性化や都市整備のあり方を協議し、07〜08年にそれぞれ計画を決める。地域での開発事業や投資規模を明示するため、全総の内容が「広域地方計画」にシフトするだけで終わるおそれもある。

     ◇            ◇

《キーワード》全国総合開発計画(全総) 1950年に制定された国土総合開発法に基づいて国が作る超長期の国土開発・社会資本の整備計画で、これまでに5度作成された。69年の新全国総合開発計画(新全総)は高度成長を背景に各地で大規模事業を推進。苫小牧東部(北海道)とむつ小川原(青森県)の工業基地事業が破綻(はたん)し、批判を浴びた。東京の都市機能強化を掲げた87年の四全総は地価高騰を招いた。

     ◇            ◇

◆5度の全国総合開発計画の主な内容

目標年次 背景 投資規模

全総  ( 1962年 池田内閣 ) 70年 所得倍増 「所得倍増計画」に対応

新全総 ( 1969年 佐藤内閣 ) 85年 高度経済成長 130兆〜170兆円

三全総 ( 1977年 福田内閣 ) 87年ごろ 安定成長 370兆円

四全総 ( 1987年 中曽根内閣) 2000年ごろ 東京一極集中 1千兆円

五全総 ( 1998年 橋本内閣 ) 2010〜15年 高度情報化 投資総額示さず

《注》 国土交通省の資料から。五全総の正式名称は「21世紀の国土のグランドデザイン」 

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■《折々のうた》
 大岡信

 人住まぬモデルハウスの煌煌(くわうくわう)と昼を点(とも)して仕合(しあわ)せごつこ

 石橋妙子(いしばし・たえこ)

 『坐忘(ざぼう)』(平一六)所収。モデルハウスというものをしげしげと見たことはなかったが、昼間でも煌々と明かりを点していなければいけないのだろうか。売る家を展示するのに、いささかも不備な点がないようにするには、それもやむを得ないのかもしれないが、窮乏の時代を知る者には資源の無駄遣いと映る。これを「仕合せごつこ」と見るのは別の見方だが、そうか、そういう見方もあるのかと、目を開かされた感じ。


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