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(回答先: 上海B株指数週足チャート 投稿者 TORA 日時 2005 年 1 月 29 日 18:33:07)
上海市のビジネス街、浦東地区のオフィス賃料が米ニューヨークを追い越す勢いだ。2004年の外資の上海市に対する直接投資総額は前年比11・8%増の65億4100万ドル(約6740億円)に達するなど外資が集中し、賃料アップにつながっている。一方、この10年間で労働争議が7倍に上り、外資系企業を中心に激増するなど、外資進出に伴う問題も大きくなっている。
◆初のトップ50に
世界的な不動産エージェント「CB・リチャード・エリス(CBRE)」が発表した「世界の不動産賃貸料トップ50」によると、世界一はロンドンの金融街シティで、次に東京都中心部、同郊外と続いている。
上海・浦東地区は41番目で、40番目のニューヨークに迫っている。上海市の新たなビジネス街として開発されている浦西地区が世界48位にランクされ、北京は50位だった。中国の都市がトップ50ランキングに登場したのは今年が初めて。
04年末現在で、外銀などの外国金融機関113社が上海に支社・事務所を出すなど、中国では香港に次ぐ金融・貿易センターとなっている。このため、上海の賃料は年々、高くなっており、来年には上海・浦東地区がニューヨークを追い越すのは確実とCBREは予測している。
経済発展が著しい中国のなかでも、上海は成長率が最も高い都市。04年の上海市の域内総生産(GDP)は7450億2700万元(約9兆6900億円)と、前年比13・6%増を記録した。1996年以来、最高の伸び率で、2けた成長は13年連続だ。
このような好調な経済成長について、「外資の投資集中が上海の経済成長率を大きく押し上げている」(上海証券報)との分析が出ている。
しかし、外資進出に伴う弊害も多くなっている。その最たるものが労働争議数の激増だ。上海市によると、04年の労働争議は約1万8000件で、前年比16%増だが、統計を取り始めた95年に比べると、7倍に達した。
◆高い勝訴率
このうち、外資系企業を含む私営企業従業員の労働争議が7249件と、10年前の95年の151倍にも上っており、中国全体でも最多だ。また、上海市の04年の国有企業の労働争議件数が03年に比べ1割減だっただけに、私営企業の労働争議の増加率が際立っている。
これは上海に進出している外資系企業の増加と密接な関係がある。同紙は「外資系企業の経営方針に慣れない中国人従業員が、賃金カットや突然の解雇などで自分の権利を主張し、企業を訴えるケースが年々増えている」としたうえで、「昨年の労働者の勝訴率は86%で、私営企業の場合は90%に上るなど、労働者の高い勝訴率も労働争議の激増に拍車をかけている」と指摘する。
http://www.business-i.jp/news/china-page/news/art-20050128205323-HCSZYVXJLQ.nwc