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米政府、対イラク支出で800億ドル追加へ
ロイター通信などによると、米政府はイラクやアフガニスタンへの米軍の駐留経費などとして約800億ドル(約8兆2000億円)の追加支出を議会に要請する方針を固めた。25日にも発表する。米国のイラク関連予算はこれで、総額約2700億ドルに達することになる。
ブッシュ政権は昨年2月時点では、05会計年度(04年10月〜05年9月)のイラク関連経費について「500億ドルが必要額の上限」(ボルテン行政管理予算局長官)としていた。しかし昨年8月に成立した国防予算歳出法案に250億ドルを盛り込んだのに続き、800億ドルの追加支出を求めることで、05会計年度の支出は1050億ドルと、当初見通しの2倍強となる。
米政府の見通しでは、04会計年度に約4125億ドルだった財政赤字が05会計年度は約3310億ドルに減少することになっている。ただ、「治安状況がはっきりしないと必要額が分からない」として、イラク関連経費は財政収支見通しに反映させておらず、赤字が見通し以上に膨らむ可能性が強い。
今回の追加支出には、スマトラ沖大地震と津波による被災国での米軍の活動や支援の必要経費としての数億ドルなども盛り込まれる予定だ。
25日10時42分 経済総合一覧
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