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(回答先: スズキ会長 米GM会長の円高発言を批判 【毎日新聞】 AAA級の発言 投稿者 hou 日時 2005 年 1 月 22 日 12:02:08)
GMとフォードの株価3ヶ月比較のグラフ
http://finance.yahoo.com/q/bc?t=3m&s=GM&l=on&z=m&q=l&c=f
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050121-00000019-dwj-biz
WSJ-米社債市場、GM格付けの行方に注目
ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル)米自動車最大手ゼネラル・モーターズ(NYSE:GM)の財務問題が社債市場を揺るがしている。
最も大きな社債発行体のひとつであるGMの2005年業績見通しに対する懸念が、社債市場全体に暗雲を投げかけている。スタンダード&プアーズ(S&P)がGMの格付けをジャンク格に引き下げるとの懸念から、投資家はリスクに見合うリターンを求めるようになり、GM債は今週、価格が大きく下落した。
S&Pが近いうちに決定を下すわけではないが、実際に格下げした場合、それは108年の歴史を持つ世界最大の自動車メーカーであるGMに対し、大きな象徴的打撃を与えることになる。また、外国自動車メーカーとの競争や増加するヘルスケア負担に対応する中、GMは低金利での借り入れに依存してきたため、財務面でも大きな痛手となりうる。
GM債の利回りは、同じ格付けの他社債を上回る水準に上昇しているが、それでも投資家は押し目買いには慎重になっている。S&Pは先週、GMおよび金融子会社ゼネラル・モーターズ・アクセプタンス(GMAC)の格付けについて、「安定的」との見通しを見直すとし、今年半ばまでに見直しを終えるとした。大手格付け会社3社のうち、S&PのGM格付けは最も低く、投資適格としては最低の「BBBマイナス」となっている。一部のアナリストは、GMの新車投入がどのような結果となるかをS&Pアナリストが見極めるまで、S&Pは決定を控えるとみている。
ヘッジファンドやその他の投機筋は、GMの財務が悪化しつづけることを見込んだポジションを債券・デリバティブ市場でとっており、これがGM債に売り圧力をかけている。GMの格付けが実際にジャンク格に引き下げられれば、投資適格債を保有することを義務付けられている年金基金、ミューチュアルファンドなどは、GM債の処分売りを余儀なくされるため、GM債の価格はさらに下落すると多くの投資家は予想している。
2033年7月償還のGM債の利回りは19日時点で8.7%と、同じ期間の米国債利回りを約4ポイント上回っている。マーケットアクセスのボンドティッカーによると、GM債と米国債の利回り格差は月初から0.8ポイント拡大した。
一部のアナリストは、GMの問題が社債市場全体に悪影響を及ぼしていると指摘する。GM債がジャンク債の仲間入りをすれば、ジャンク債市場があふれ、既存のジャンク債に売り圧力をかける、と独立系アナリスト、マーティン・フリドソン氏は話す。ただ、一部の投資家が懸念しているほど、大きな下落相場にはならないだろう、とも付け加えた。
その理由のひとつは、債券インデックスを算出しているリーマン・ブラザーズが、投資適格債の指数からジャンク債の指数へ銘柄を移動させる際の基準を修正することを検討しているためだ。事情に詳しい筋によると、この修正により、S&Pが格下げしてもGM債がジャンク債指数には必ずしも移動しない可能性があるという。リーマンの広報担当者はコメントを避けた。
一部のアナリストは、GMACがS&Pの格下げを避けられる可能性があるとみている。GM債と米国債の利回り格差が0.8ポイント拡大したのに対し、10年物のGMAC債と米国債の利回り格差は年初から0.4ポイント拡大したのにとどまっている。