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リップルウッド2度目の濡れ手、新生銀株売却へ
2900億円の売却益、98年に買い取り10億円が大バケ
新生銀行株を大量売却するリップルウッド
新生銀行(旧長銀)の大株主、米投資会社リップルウッド・ホールディングスを中心とする投資家グループが、保有する同行株の約半数を2月下旬に市場で売却する。経営破綻(はたん)した旧長銀をわずか10億円で買い取ったリップルウッドが手にする売却益は約2900億円。昨年2月の同行株上場に続いて、「濡れ手に粟」で巨額の利益をゲットすることになる。
投資家グループは昨年9月末時点で、投資組合「ニュー・LTCB・パートナーズ」を通じ、新生銀の発行済み株式のうち約65%を保有。その約半数を2月下旬に売却するという。
投資家グループは、すでに同行が昨年2月に再上場したとき、約2200億円の売却益を得ているが、さらに2900億円超の利益を得ることになる(20日の終値627円で計算)。
発行済み株式の約34−37%が売却される計算になるため、投資家グループの持ち分は3割程度に下がる見込み。同行を実質的に支配してきたその影響力は大幅に薄まることになる。
破綻企業を安く買い叩いて再上場させ、売却益を得る−。利益を貪欲(どんよく)に追求する外資系ファンドの真骨頂ではあるが、平成11年9月の旧長銀破綻から、リップルウッドに譲渡されるまでに投入された「血税」(公的資金)は約8兆円にも上る。
「リップルウッドはそれをたった10億円を買い取っている。悪評が高かった瑕疵(かし)担保条項を最大限利用し、価値が大きく目減りした貸出債権を簿価で国に買い取らせた。リップルウッド自体も約1200億円を追加投資してはいますが、それでも総投資額は1210億円。『濡れ手に粟』なのは言うまでもない」(アナリスト)
破綻からわずか4年半というスピードで再上場させたその手法に一部で評価の声はあるが、「心情としてしっくりこないのが普通」(民間信用調査機関幹部)。
今後、リップルウッドは売却して得た資金をどこに向けるのか。
「破綻ビジネスの専門家であるだけに同様のケースをこれからも狙っていくでしょう」(先のアナリスト)
ZAKZAK 2005/01/21
http://www.zakzak.co.jp/top/2005_01/t2005012115.html