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○今回、工商銀行の改革が否決されたことにより中国の改革には大きな重石があることがわかった、あとはそれがどこなのかを確認するだけ。
古き中国と新しい中国の対立点は、工商銀行や農業銀行の不良債権のなかにあり。
それを改革しないことには、中国全体が変われないという問題点を含んでいると見ました。それが何かは・・・こんごの中国の事件に着目すればわかるとおもいます。
ただニュースがすべて国外に出てくるわけでないので、あらゆるところから情報源を得ることが重要です。
なんてったて、日本円で5兆円近くの公的資金の投入ですからね、不良債権のでかさを物語っています。
☆中国工商銀行ホームページ
http://www.icbc.com.cn/index.jsp
☆中国銀行ホームページ
http://www.bank-of-china.com/
☆中国建設銀行ホームページ
http://www.ccb.cn/portal/cn/home/index.html
☆中国農業銀行
http://www.abchina.com/abcon/pages/index.html
中国工商銀行が中国政府に提出していた株式会社化に関する計画書が否決された。株式会社化に関するあらゆる活動が一時停止されることになる。否決された大きな要因としては、昨年までに開始している中国銀行と中国建設銀行の株式会社化に向けた活動が現在進行中であり、その効果を見極めたいためだとされている。香港・経済通が伝えた。
工商銀行の株式会社化に関する計画書では、どのような形式で資本を注入するのか、また不良債権の処理を進めるのか、関連部門との折衝はどのように対応するのかなど、すべてにおいて中国銀行と建設銀行のモデルを踏襲していた。
英国メディアを中心に、海外では、工商銀行の資本注入計画が1月中にも実現されるとの観測が流れていたが、今回の計画書の否決で、この資本注入計画も延期される可能性が高くなった。
資本注入元が外貨建ての中央匯金公司なのか、あるいは国債発行に基づく財政部によるものかなどでも議論が分かれていた。国債発行方式などにしても、中国最大の商業銀行であるだけに、政府部門間の主導権争いも激しいとされている。
工商銀行の株式会社化は、中国の銀行改革の要。全体の改革の成否にかかわるといっても過言ではない。その中で、財政部が出資する形態になるのか、あるいは中央銀行としての中国人民銀行が主導権を握るのか、内部での暗闘も示唆されている。
工商銀行では、外部からの出資に頼らない、完全に独自の株式会社かも視野に入れていたことがあった。しかし、不良債権の処理なども考えると、独自での更生は少なくとも6年はかかるとされていた。これは、外部からの出資を受け入れるのと比べて倍の時間に相当する
昨年までに、中国銀行業監督管理委員会(CBRC、銀監会)の劉明康・主席は、2005年に中国銀行と建設銀行に引き続き、四大国有銀行の残り二行、工商銀行と農業銀行の改革を始動すると発言していた。
今回、計画書が否決されたことで、工商銀行の株式会社化に向けた改革は当面見送られることになる。そうなれば、銀監会の面子にもかかわってくることになり、工商銀行の改革における主導権争いに、銀監会も参加する事態に発展しかねない。
工商銀行は先日、2004年の営業収益が前年比17.64%増となる747億元、年末の時点で不良貸付比率は、前年末と比べて2ポイント低い19.1%となったことを発表していた。(編集担当:鈴木義純)