現在地 HOME > 掲示板 > 国家破産38 > 391.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
イー・トレード証券は五日、インターネット専業証券会社で初めて個人向け確定拠出年金(日本版401k)の取り扱いを始めた。加入者の年金履歴の記録更新作業などをシステム管理会社に委託することで低コストを実現、年金残高が五十万円以上の加入者の口座管理手数料を初めて無料化する。確定拠出年金を運営する他の金融機関がコスト負担に苦しむ中、ネット証券の強みを生かし、個人年金資産の取り込みを図る考えだ。
確定拠出年金は、企業が従業員を加入者として掛け金を払う「企業型」と、会社に年金制度がない人や自営業者が直接加入する「個人型」の二つのタイプがある。厚生労働省によると、両タイプの加入者は昨年十一月末現在で百十五万人を超えたが、このうち個人型加入者は三万八千人余りにとどまっている。
個人型では、確定拠出年金を管理する証券会社などの金融機関に毎月、口座管理手数料を支払わねばならず、加入者が増えない要因となっている。金融機関にも、個人の年金履歴を更新するためのシステム構築と運用に膨大な労力と費用がかかる問題があった。
イー・トレードは、親会社のソフトバンク・インベストメントのグループ会社に年金の記録更新業務などを委託することで、通常自前で管理しなければならないシステム運用のコストを大幅に削減。さらに加入者が自分で運用状況の確認や掛け金の配分変更を容易にできるようにした。
同社では「加入者の利便性向上で優位性を打ち出したい」(マーケティング部)としている。