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12/20 19:11 悪天候で「野菜先物」活況 横浜商取で世界初の取引
キャベツやキュウリなど野菜の価格を基にした先物商品「野菜バ
スケット」の取引が二十日、横浜商品取引所で始まった。取引高が
伸び悩む同取引所が個人投資家を呼び込もうと、身近な商品で生み
出した。複数の野菜を組み合わせた先物商品は世界初といい、初日
の出来高は予想の二倍と、好スタートを切った。
野菜バスケットは、流通量の多い十四種類の野菜を組み合わせ算
出した平均価格を一つの商品として取引、現物の受け渡しはない。
価格変動リスクに備える手法となる一方、よく知られた商品が基で
個人投資家も参加しやすいと判断、取引の目玉にしようと企画した
。
この日の出来高は七千―一万枚(一枚=二トン)と見込んでいた
が、「ご祝儀取引」もあり、約一万九千八百枚。野村長次(のむら
・ちょうじ )常務理事は「悪天候の影響で価格変動の大きさが注
目され、上場の追い風になった」と分析。
農水省の石原葵事務次官もこの日の会見で「円滑に伸びることを
期待している。一定の成果を挙げつつあるのは非常に結構なこと」
と評価した。
20041220 1911
[2004-12-20-19:11]
共同