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日銀は20日、償還期限を迎えた保有国債のうち、2004年度中に短期国債に切り替えて引き受けた「乗り換え」分の半分強にあたる6兆8000億円程度を、05年度に再度、短期国債として引き受けると発表した。積み上がった借金の返済をなだらかにしたい政府の要請を受け、実質的な償還の再延長に応じる。財政規律を守るため原則として禁じられている国債の日銀引き受けが、なし崩し的に拡大しかねないとの批判が出ている。
日銀は市場から買い取った中長期の国債が満期を迎えた場合、政府が発行する償還期限1年の短期国債を一回だけ引き受けて現金償還を先延ばしする「乗り換え」に応じている。05年度は償還期限を迎える約15兆6300億円分と政府(国債整理基金特別会計)が買い入れ消却する6000億円分が乗り換えの対象。これとは別に04年度中の乗り換え分13兆2000億円については、半分強を新たな短期国債を引き受けて再乗り換えに応じる。 (14:01)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20041220AT1F2000B20122004.html