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12月16日(ブルームバーグ):米商務省が16日発表した11月の住宅着工件数(季節調整済み、年率換算、以下同じ)は、前月比13.1%減の年率177万1000戸と、昨年5月以来の最低水準に落ち込んだ。下落率は 1994年1月以来の最大を記録した。また、同月住宅着工件数は、ブルームバーグ・ニュースのまとめたエコノミスト予想(中央値で198万戸)も下回った。
将来の見通しを示す11月の住宅建設許可件数は、前月比1.5%減の98 万8000戸。住宅完工件数は同6%減の170万5000戸。10月の住宅着工件数は203万9000戸(速報の202万7000戸から修正)と、年初来の最高水準だった。
地域別の住宅着工件数をみると、全域で減少した。全米不動産業者協会(NAR)によると、新築住宅販売は2004年に118万件の過去最高を記録した後、2005年に113万件へ鈍化する見込み。
ABNアムロのチーフ米国エコノミスト、スティーブン・リッチウト氏は、住宅着工統計を受けて、「住宅市場の減速を予想する根拠は多くあるが、発表された減少幅に少し驚いている」と指摘、「住宅ローン金利は下げ止まり、住宅価格も弱まりつつあるが、減少は予想を上回るペースだ」と話した。
11月住宅着工件数のうち、一戸建ては前月比11.7%減の144万8000 戸。一方、アパートやタウンハウスなどの集合住宅は同19%減の32万 3000戸だった。
地域別では、西部が前月比13.2%減の46万8000戸。中西部は同 19.4%減の31万2000戸、北東部は同14.2%減の15万1000戸。南部が同10.4%減の84万戸。
原題:U.S. Housing Starts Fell by Most Since January 1994 (Update1) (抜粋) {NXTW NSN I8TIVT0YHQ0X
翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:
ニューヨーク 高井夕起子 Yukiko Takai ytakai@bloomberg.net Editor:Yamahiro
記事に関する記者への問い合わせ先:
Victor Epstein in Washington vepstein@bloomberg.net
記事に関するエディターへの問い合わせ先:
Kevin Miller kmiller@Bloomberg.net
更新日時 : 2004/12/17 00:06 JST
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003013&sid=ax5YTni4w2Xg&refer=jp_us