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【ワシントン=広瀬英治】米連邦準備制度理事会(FRB)は14日、金融政策の最高意思決定機関である連邦公開市場委員会(FOMC)を開き、代表的な短期金利のフェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標を、現行の年2%から0・25%引き上げて年2・25%とすることを全会一致で決め、即日実施した。
FRBの利上げは、今年6月のFOMC以来、5回連続となった。公定歩合も0・25%引き上げて、年3・25%とした。今回のFOMCは今年最後の会合。
FRBが発表したFOMC後の声明は、今後の金融政策について、前回までの「低金利政策は慎重なペースで解除できる」との見方を維持し、今後も経済情勢をにらみながら緩やかな利上げを続ける方針を示した。
このため市場では、FRBは来年も0・25%程度の小幅な利上げを繰り返し、景気に中立とされる年3―4%程度の金利水準を目指すとの予想が多い。
声明はこのほか、米経済について<1>生産性の力強い向上<2>生産の緩やかな増加<3>十分に抑制された物価上昇――を続けているとするなど、前回とほぼ同じ内容だった。
ただ、前回に改善ぶりを強調した雇用情勢については、「米労働市場はじわじわと回復を続けている」と、慎重な表現に改めた。今月3日発表の米雇用統計で、11月の就業者数の伸びが前月を大きく下回った点などを考慮したと見られる。
(2004/12/15/10:52 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/business/news/20041215i202.htm