現在地 HOME > 掲示板 > 国家破産38 > 165.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
社会保険庁は13日、中小企業の従業員ら約1900万人が加入する政府管掌健康保険(政管健保)の09年度までの収支見通しを発表した。保険料が現行のままの場合、収支は05年度の400億円の黒字から徐々に悪化し、07年度に赤字に転落する。貯金にあたる事業運営安定資金も08年度には底をつく見込みで「制度改正などで医療費の適正化が進まなければ、保険料率の引き上げが必要」としている。
政管健保の現行保険料は、年収の8.2%(労使折半)。03年度決算は、医療費の本人負担の2割から3割への引き上げや総報酬制の導入などの影響で、11年ぶりの黒字に転換した。しかし、05年度以降は、高齢化に伴う保険給付や拠出金など歳出の伸びが保険料収入の伸びを上回るため、07年度には赤字に転落、09年度には3000億円の赤字額に達すると見込んでいる。
厚生労働省は政管健保の財政運営の効率化を図るため、06年の医療保険制度改正で、全国規模から都道府県単位の保険者に分割再編し、地域に応じた保険料を導入することを検討している。しかし、今回の試算にはこうした影響は織り込まれていない。さらに、保険料率を引き上げる場合には審議会などの議論が必要で、事態は流動的だ。 (12/13 23:58)
http://www.asahi.com/business/update/1213/052.html