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中国、総額12億ドルでエアバス旅客機23機を購入
2004年12月10日 00時00分
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/mech/348178
中国航空器材進出口集団は6日北京で、エアバス社と枠組協議に調印し、エアバスA320を23機購入することを決めた。購入総額は12億ドル。
A320シリーズの航空機は単通路旅客機として高い技術を誇る。ウイングレットとウイングチップの装置で効率的に省燃料できる仕組みだ。また複合材料を使い、機体重量を大幅に軽減している。世界でおよそ160社が同シリーズを購入しており、発注された3200機のうち2300機がすでに使用されている。
エアバス社はまた、A350航空機について中国と技術提携を行う予定で、全生産工程の5%を中国の航空機メーカーに外注する計画を明らかにした。エアバスのグスタフ・フンバート最高業務責任者(COO)によると、この5%という数字は中国のボーイング社やエアバス社との航空機製造提携では最高となる。同氏は「エアバスの長期的計画では、航空機製造事業において中国側が10%以上のシェアをもつことを希望している」と述べた。中航一集団と中航二集団がこれに対し積極的な態度を示している。
A350はエアバスが35億-40億ユーロを投資し研究開発した新型機で、最新のエアフォイルとエンジンを搭載することで、さらに長い飛行距離が可能になる。(日中グローバル経済通信)