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西武鉄道前社長が自殺 東京地検、検虚偽記載で聴取
十九日午後、東京都町田市の西武鉄道の小柳皓正(てるまさ)前社長(64)宅で、前社長が首をつって死亡しているのが発見された。警視庁町田署は自殺とみている。前社長は西武鉄道の有価証券報告書虚偽記載問題で東京地検特捜部の事情聴取を受けており、二十日午後も聴取の予定だったという。
虚偽記載問題発覚後の昨年十一月には、西武鉄道グループの中核会社「コクド」の総務部次長=当時(54)=が急死しており、自殺とみられている。相次ぐ死亡は、今後の捜査に少なからず影響を与えるものとみられる。
調べでは、十九日午後零時五十分ごろ、小柳前社長が同市鶴間の自宅二階の寝室でネクタイをかもいにかけ、首をつっているのを買い物から帰宅した妻(61)が発見し、一一九番通報。市内の病院に運ばれたが間もなく死亡が確認された。前社長はパジャマ姿だったという。
警視庁では現場の状況や枕元に家族にあてた遺書一通が残されていたことなどから自殺とみている。
前社長は、妻と娘二人の四人暮らし。昨年四月に総会屋への利益供与事件で戸田博之元社長が引責辞任したことを受けて社長に就任したが、虚偽記載問題の発覚を受けたグループ再編に伴い、今年一月二十八日に退任していた。
西武鉄道では昨年六月、コクド保有株が64・83%なのに43・16%だったなどと過少に記載した有価証券報告書を提出。上位十社の株保有比率が実際には80%を超え上場廃止基準に抵触しており、さらにその事実を隠してコクド側が取引先に株式を売却していたことから、証券取引法違反(虚偽記載、インサイダー取引)の疑いがもたれており、特捜部が今年に入ってから当時の社長として任意で事情を聴いていた。
十八日の聴取は午後一時過ぎから同八時ごろまで行われ、十九日は聴取予定はなかった。関係者によると、前社長は聴取で精神的に疲れていたという。
遺書は、封筒入りの便箋(びんせん)二枚に家族への感謝がつづられていたという。
http://www.sankei.co.jp/news/morning/20iti001.htm