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http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003017&sid=a3IkC5mT_TMc&refer=jp_japan
UFJ銀検査妨害、元幹部3被告や同行が起訴事実認める−初公判(2)
2月17日(ブルームバーグ):UFJ銀行が金融庁の検査を妨害した事件で、銀行法違反(検査忌避)の罪に問われた岡崎和美・元副頭取ら3被告と法人としての同行に対する初公判が17日、東京地裁(青柳勤裁判長)で開かれた。岡崎被告ら3被告と、同行代表として出廷した沖原隆宗頭取はいずれも起訴事実を認めた。
今回の事件で起訴されたのは岡崎被告のほか、元常務執行役員の早川潜被告と元執行役員で審査第5部長だった稲葉誠之被告。
今回の事件を主導したとされる岡崎被告は「間違いございません」と述べて起訴事実を認めたうえで、「多大な迷惑をかけたことを申し訳なく思う」と謝罪した。また、沖原頭取は「重大なる法令違反が行われたことは大変申し訳ない。全職員一丸となって早期の信頼回復に努めたい」などと語った。
起訴状によると、岡崎被告らは金融庁の通常・特別検査に際して、同行の資産の実態把握を誤らせようと企て、審査第5部関係者らと共謀のうえ2003年8月上旬ごろから同年10月9日ごろまで、同行東京本部で貸出先の財務内容に関する業務会計資料の入った段ボール箱など約115点を別室に隠すなどして検査を忌避した。
検察側の冒頭陳述によると、同行では04年3月期決算において、金融庁に提出した経営健全化計画の数値目標を達成するために、不良債権処理費用を可能な限り甘いものにしていた。岡崎被告らは検査によって自己査定を否定され、この費用の追加を迫られると認識しており、03年7月7日に厳しい検査官が担当するとの情報を入手した岡崎被告は、早川被告に対して「ガサ入れに注意しろ。見られたら困るものがあれば見られないようにしろ」などと指示を出したという。
記事に関する記者への問い合わせ先:
東京 鈴木 偉知郎 Ichiro Suzuki isuzuki@bloomberg.net
記事に関するエディターへの問い合わせ先:
浅井 秀樹 Hideki Asai hasai@bloomberg.net
Bill Austin billaustin@bloomberg.net
更新日時 : 2005/02/17 13:46 JST