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商務部科技発展・技術貿易司によると、今年のハイテク製品の貿易額は3200億ドルに達する見通しだ。うち輸出は、6年前の8倍に相当する1600億ドル程度となり、過去6年間の平均成長率(年間)は約41%に達するとみられる。ハイテク製品の輸出が輸出全体の成長を促す局面が生まれつつある。
商務部関係者によると、今年のハイテク製品輸出には5つの傾向がある。
(1)三資企業(合弁・合作・独資を含む外資系企業)の輸出額が初めて1千億ドルを超えた。
(2)米国への製品輸出額が初めて300億ドルを超えた。
(3)コンピューター関連製品の輸出額が輸出総額の半数を占め、同製品輸出額が652億8千万ドル(前年同期比43.1%増)に達した。
(4)広東省のハイテク製品輸出額が初めて500億ドルを超え、科学技術貿易振興重点都市(計20都市)の月輸出額の合計が100億ドルを超えた。
(5)新素材、バイオ医薬などのハイテク製品が新しい輸出の成長分野になった。新素材の輸出額は5億4千万ドル(前年同期比78.8%増)。バイオ医薬も着実に成長している。
国産ハイテク製品の輸出にはまだ矛盾や課題が残っている。商務部国際貿易経済合作研究院の柴海濤院長によれば、ハイテク輸出製品の構成からみると、外資系企業の比重がまだ大きく、輸出は加工貿易が中心で、加工貿易の中でも材料を海外から輸入して国内で加工・組み立てを請け負うモデルが中心だ。このため、生産・経営の主導権は外的要因に大きく制約され、生産規模や輸出方針は外国企業の動向次第になっている。また知的財産権や独自ブランド、付加価値などの強みを持つ製品が少なく、対外貿易による利益は少なく、国際競争力やリスク対処能力は全体として低い。(編集KS)
「人民網日本語版」2004年12月7日
http://j.peopledaily.com.cn/2004/12/07/jp20041207_45806.html