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株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu83.htm
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メディアリンクス社の不正取引でソフトバンク・ライブドア他
18社が関与?IT企業は投資家を騙すペテン師産業か?
2004年11月30日 火曜日
◆ソフトバンクBBも関与 メディア・リンクス架空取引 朝日新聞
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20041117/K2004111600401.html
情報システム開発・販売会社「メディア・リンクス」(大阪市)による架空取引問題で、日立製作所系の情報通信会社3社や東証1部上場の通信機器メーカー岩崎通信機(東京)、ソフトバンクグループのソフトバンクBB(同)が架空取引に関与し、手数料を受け取っていたことが16日、関係者の話で新たにわかった。こうした協力会社は数十社に及び、架空取引額は03年3月期だけで140億円に達するとみられる。メディア社は架空取引で水増しした売り上げを公表しており、大阪地検特捜部は証券取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)にあたる疑いがあるとみて捜査している。(後略)
2004年11月17日(水)
◆架空取引との事実はない=メディア・リンクス問題でライブドア ロイター
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041117-00000603-reu-bus_all
[東京 17日 ロイター] ライブドア<4753.T>は17日、メディア・リンクス(上場廃止)との架空取引に関与した疑いがあると報じられたことについて、当該取引が架空取引であったという事実はないとのコメントを発表した。
ライブドアは、今春退社した同社の担当者に事実関係を確認していた。同社のこれまでの調査・発表に誤りはなく、通常かつ合法的な取引であることが確認された、としている。
(ロイター) - 11月17日9時30分更新
◆メディアリンクスと国の共通点 11月26日 HiT株式教室
http://www.amy.hi-ho.ne.jp/family-mn/hit1.htm
メディア・リンクスの社長は「インサイダー取引」と株価つり上げ目的の「風説の流布」で2度逮捕済みですが、さらに、架空取引による有価証券報告書の虚偽記載容疑で今週3度目の逮捕となりました。まだまだ余罪がありそうです。「有価証券報告書の虚偽記載」と聞くと軽い罪のように聞えますが、要するに架空取引による「粉飾決算」であり、刑事罰もある重罪です。
しかし、奇妙なことに架空取引の相手となった企業も「有価証券報告書の虚偽記載」に該当する可能性が高いのですが、ライブドアは実際に入金があったので「通常取引と認識している」と言い、架空取引に関与したと報道されたソフトバンクBB、伊藤忠テクノサイエンス、日立ソフト、日立エンジニアリングの各社も「通常取引」と受け取っているというコメントを出しています。
各社共に不可解なコメントですが、お金が動いても伝票処理だけで中身の無い架空取引であったことは担当者に聞けばすぐに判明することです。伊藤忠テクノサイエンスは架空の伝票処理だけで13億円も手数料を得たので立派な「有価証券報告書の虚偽記載」、粉飾決算に見えますが、名前の出た全ての企業に反省の弁は聞けません。不当な利益を返済するとか損害を被った個人株主に返金するというような話も出ていません。主犯も「共犯」も反省することなく、およそ日本の企業倫理のレベルが理解できる事件となったようです。(後略)
◆メディアリンクス社の不正取引でライブドア他18社が関与の疑い
http://kiri.jblog.org/archives/001157.html
ライブドアに関して言えば、騙された可能性もあるのでまだ何ともいえないが、ちとインサイダー絡みと架空取引による不正な収益については噂レベルではいろいろあって手に負えない感じだ。これが建設業界ならバレないんだろうけど。
架空取引という言い方になっているが、システム構築やサイト製作を発注して、途中でキャンセルするなどして解約金を払ったことにしているとか、逃げるための手段はさまざまなので、きちんとそういう手を打っていれば普通に逃げ切れるだろう。問題は、辞めた元役員とかいう広報からのコメントが出ていることで、それだと榎本さんや舟田さんぐらいしかおらんではないか。
堀江氏に関して言うと、毎日メール5,000通読んでいるんだから知らないでは通らないとは思うが、ライブドアも騙されたという形で強弁してどこまでいけるかだな。実際に知らないかもしれないけど。
メディアリンクス社に関係するチクリは、にわかに国民の敵に祭り上げられてしまったオリックスの宮内氏周辺ではないかという噂もある。本当かどうかはしらない。ただ、双方に近い関係者はいるようだ。宮内氏はああ見えて確実に手が後ろに回りそうな際どい案件は手をつけないし、ネット関連事業には興味がないので本人は関係ないのではないかと妄想。
しかし同時に、インサイダーで調査されるということになると、ライブドアに関して言えば百分割後の十分割前後に不正な株取引が行われたという話も出てくるかもしれない。第三者の私でさえ、関係者筋から買収の話が個別具体的に聞けていたことを考えると、何かやらかしたのではないかと思われる。話の出所は村上氏かもしれないしそうでないかもしれない。ただし、今回公表された四回の取引というのは迂闊すぎる。申し開きがきかない。悪質と判断されやすい取引なのだから、本当に分かってる人間なら繰り返して取引したというようには絶対に見せない。逃げ口上を用意したうえで取引を一本化するべきだったと思う。
伊藤忠についていうと、通常取引と言うコメントが出ているがダウトかもしれない。メディアリンクスが挙げられる前後から、ちょくちょく伊藤忠のIT部門や子会社の名前はちらほら聞こえてきていたことを考えると、きっと何かあったのだろう。ITXあたりでも何か関係があったのではないかとも思える節もあるが、まあ確実な線ではないので何ともいえない。
問題は、メディアリンクスに関して言うと胴元のところまで迫れるかどうかだ。あんないい加減な決算書を見たのは光通信以来だったので、当初株主の資金元あたりが筋の良くない金で、マネーロンダリングに新興市場が使われた可能性もある。
まあ、光通信も北尾さんが香港でやらかした重田斬りの会見がきっかけで崩壊したことを考えると、なんかいつか来た道って感じはするなあ。今回公表は二社で、やはりライブドア狙いのところも見え隠れするのでそっちの話にどうしてもなってしまうが、そもそも460円でさえ何倍のプレミアムが乗っかっているのだと思うと凄いことになりそうな気もする。これで東証一部上場で再度公募増資という手段が潰えたわけだが、これを奇禍として本業にきちんと回帰して営業キャッシュフローを積み上げられるような王道の経営にシフトすべきだと思うし、堀江氏ならそういう王道を歩んでもらいたいと願うので生暖かく見守ることにしよう。
8月ぐらいからヤバそうであるという話は出回っていて、松井道夫氏が「地獄に落ちろ」発言を呼び込んで狼煙となったわけだが、遠因はいろいろあるらしく、これまた芸能関係者が何らかの席上で堀江氏からある種の決定的な言質を得たとか得ないとかいう話も聞こえる。
どちらにせよコケにされているのは投資家なわけだが、とりあえず一本ネタが出たのもあって新興市場で行われている合法スレスレの取引の実態なんぞが明らかになってくれると有象無象が大量に上場しやがった東証マザーズやヘラクレスあたりのブス銘柄が蹂躪されてまことに心地よい市場環境となり絶好の仕込み場になりそうな気がしてならない。
それにしても、返す返す惜しいのは景気回復の足取りがいままさに弱まろうかどうだろうかというあたりで新興市場は毎度コケることである。前回のネットバブルにおいても光通信ショックみたいなのがソフトバンクやトランスコスモスほか新興銘柄の数々を巻き添えにして轟沈したことを考えると、今回の一件が発端となって話題のライブドアほかを中心に値を下げると一斉にほかの関連銘柄も連れ安になるのは目に見えている。
このあとどんなネタが準備中であるかはちょうどいま発売したばかりの『中央公論』12月号にそこはかとなく触れてあるので適当に立ち読みなりお買い上げいただくなりして読んでもらって構わない。このクソ風邪引いてるときに、しかもスパイクアウト中に山ほど電話が鳴って心底ウザいわけだが、それにしても迷惑な話だ。
(私のコメント)
久しぶりに「株式日記」らしい話題となりますが、メディアリンクスというIT企業が架空取引を計上していた疑いで上場廃止になりましたが、協力した18社も有価証券報告書の虚偽記載で地検の捜査が入っている。このような事件になるとソフトバンクやライブドアなど胡散臭いなじみの企業の名前が決まって出てくる。
最近ではプロ野球参入の話でソフトバンクやライブドアが有名になりましたが、メディアリンクスの不正事件にも関与していたニュースは今まで気が付きませんでした。株式関係のサイトもこまめに見ているつもりでしたが、単なる株式取引の一事件としてしか見ていなかったから、18社ものIT企業が絡んだ大事件だったとは、株式関係のサイトでもっと騒がれてもいいと思うのですが、どうしてだろう。
有価証券報告書の虚偽記載については西武グループの堤氏や、読売のナベツネ氏が大きな話題となり「株式日記」でも何度か触れてきましたが、メディアリンクスの不正事件は事件性も高く多くの企業が関わっている。メディアリンクスだけによる犯罪ではなく、相手企業も協力しなければ出来ない犯罪ですから、ライブドアの堀江社長のようにとぼけるしか罪を免れない。
この事件でメディアリンクスは上場廃止になったし、協力したIT企業は悪質であることが認められれば管理ポスト行きだろう。しかし投資家のうちでこの事件に関わった18社の名前を知っている人はどれくらいいるのか。主要なソフト会社の多くが不正取引に関わっている。
そもそもメディアリンクという会社はソフト製作会社ということですが、業務自体は数人でも出来るようなソフトやコンテンツの製作であり、ほとんど実態はペパーカンパニーで、外部に対しては架空取引で売り上げだけは大きく膨らんで行った。IT企業といわれる会社にはこのような詐欺的な会社が存在して、株価だけが乱高下してマネーゲームのおもちゃになっている。
私自身は小泉内閣が出来てから株式取引は止めてしまった。ちょうどIT株ブームも去って、小泉首相も株を上げるつもりはないようだったからですが、それ以外にもソフトバンクを始めとするIT企業の多くが、業務内容の空疎な虚業に近いものだと気がついて手を引いてしまった。むしろM&Aや投資ファンドに近いような会社が多い。
むしろ、そのころに鉄鋼や造船や海運株などを底値買いしていれば良かったのでしょうが、日本経済そのものが沈没しそうだったので株から手を引いた。それが正解だったことはその後の株価が証明してくれている。さらにIT株の中にはヤクザのマネーロンダリングに使われたり、闇の世界と繋がりのあるイメージがついてしまい、IT産業は産業といえるのかと思うくらいだ。