現在地 HOME > 掲示板 > 国家破産37 > 772.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
膨張を続ける中国自動車市場に減速感が出始めた。各社の競争激化で値下げが相次ぎ、それが消費者の買い控えを招いて、在庫を抱えたメーカーや販売店がさらに値下げする、という悪循環が始まったためだ。一方で自動車メーカーの投資は旺盛で、中国国家情報センターは07年には自動車生産能力が1100万〜1200万台となるのに対し販売台数は700万台となり、供給能力が過剰になると予測している。
04年の中国の乗用車の生産台数は前年比2割増の240万台程度となる見通し。03年には前年比85%増だったのと比べ伸び率は大きく低下する。
インターネットで自動車情報を提供する「網上車市」の調査では、中国の乗用車の今年の販売価格の下落幅は平均で15%を超える見通し。独フォルクスワーゲン(VW)や米ゼネラル・モーターズ(GM)など各メーカーが春、秋の大型連休前後に相次いで1割以上の値下げに踏み切った。さらに販売店が独自に優待価格を提示。「実質的にはほぼ全車種で値下がりした。来年も輸入車の関税は下がるので、しばらくこの傾向が続く」(北京亜運村自動車交易市場)という。
貸し倒れを防ごうと、政府が金融機関に自動車ローンの審査を厳格にするように指導したことも販売の伸びを抑えた。
流通段階を含めた乗用車の在庫は生産台数の2カ月分を上回る40万台以上に達し、約3割の生産ラインが動いていないという。各メーカーは年央から在庫調整を進め、中国で市場シェア首位のVWは投資額を計画より減らす方向で検討中だ。
同センターは07年には「激烈な競争時代を迎える」と見ており、生産余剰分の一部は輸出に向かうとみられている。
(11/24 00:32)
http://www.asahi.com/business/update/1124/001.html