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【ワシントン=小山守生】米農務省は22日、2005会計年度(2004年10月―2005年9月)に米国の農産物の輸出額と輸入額が同額となり、貿易黒字がゼロになるとの見通しを発表した。
ドル安進展に伴う輸入品の価格上昇やBSE(牛海綿状脳症)発生に伴う対日牛肉禁輸などが原因だ。見通しが現実となれば、農業大国である米国が1950年代後半以来約半世紀ぶりに「農産物純輸出国」の座から転落することになる。すでに史上最高規模に達している貿易赤字の拡大要因ともなりそうだ。
見通しでは、農産物の輸出、輸入額はいずれも560億ドル(約5兆8000億円)となる。輸出額は過去最高だった前年度よりも約10%の大幅減だ。トウモロコシ価格が大豊作によって下落しているのが響く。一方で、輸入額は過去最高となる。景気回復に伴って欧州産ワインや高級果物などの輸入が増加するためだ。
農産物の貿易収支は前年度は96億ドルの黒字で、工業品などの巨額貿易赤字を穴埋めする形となっていた。