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株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu83.htm
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竹下元総理はヘソクリマネーの存在を知っていた?
世界経済は上半身がアメリカで下半身が日本という怪獣
2004年11月22日 月曜日
◆「日本株の逆襲」 著者 野村 由紀夫
http://www.kankidirect.com/book.php?keycd=524
◆故・竹下元総理は終身名誉大蔵大臣
◆竹下元総理はヘソクリマネーの存在を知っていた?
このヘソクリマネーのことを知っているのは、日本の政治家では、故・竹下登だけでした。断言します。竹下元総理が他界してしまったので、政治家で知っている人は、今は誰もいません。過去において、田中角栄でさえも知りませんでした。小泉純一郎、問題外です。.だから竹下登は、日本の政治家の最高実力者だったのです。
野中広務・小渕恵三・その他、みんな竹下の子分です。自民党の政治家は全員、竹下の子分だったと言っても過言ではないのです。今、権力がいわゆるYKK.森派の方に移っていますが、それでも旧竹下派が、要所要所を押えています。竹下登の亡霊が、青木参議院議員を応援しているようです。
東京都知事の石原慎太郎にしても、あれだけ度胸があって毒舌も言いますが、竹下登の悪口だけは絶村言いません。彼も、自民党の人間だということです。
竹下登に本気で喧嘩を売ったのは、小沢一郎だけです。だから彼はヤバイのです。小沢一郎の本心は、自民党に戻りたいだけです。竹下登が生きていれば、土下座して復党するでしょう。今、もし復党するとすれば、土下座する相手は、青木です。青木が自民党の中で、竹下登の代理だからです。
小泉純一郎も、青木の言うことだけは聞きます。青木の支持だけは、絶対必要です。だから青木の支持で、小泉の再選は決まったのです。竹下登の亡霊が生きているのでしょうか。自民党の権力構造を読む時、誰が竹下登の代理であるかを読めば、すべて当たります。これがハズレると、すべてハズレます。
当分は青木でしょう。生前の小渕恵三と青木が竹下登の代理なのです。竹下登の代理が、自民党を読むキーワードです。幹事長代理には実力者がなる場合が多いのです。今回も幹事長代理は、竹下登が決めていました。選挙資金を握るためです。
小泉は、人気担当大臣です。もちろん、竹下登が生きていれば、小泉人気を使います。野中も亀井も、竹下登の代理になれなかっただけです。特に野中は、竹下登の代理気取りだったのです。実力者になって勘違いしてしまったようです。竹下登がもし生きていたら、こう言うでしょう。
「野中。おまえは、公明党にのめり込みすぎたな。俺の代理は青木だ。お前は駄目だ」だから野中は、失脚して権力を失ったのです。総理大臣になるためには竹下登の代理の支持が絶対必要です。だから小泉も、まさに自民党の人間です。「自民党を壊す?」 全部嘘です。
◆竹下元首相は戦後日本の政治家の最高実力者
3番の馬は、日本の株式市場だと断言しました。日本のヘソクリマネーが流入してきます。このヘソクリマネーは、絶対に減りません。増え続けているのです。バブル崩壊でも減らなかったのです。ニューヨークのビルを買った人たちとは、全然違う頭の良い人が、動かしているのです。この人たちが、バレないように、静かに、日本の株を買い始めたのです。
日本経済悲観論が、頂点に達した2003年から、実は2002年から買い始めたようです。だから「りそな銀行」も潰れません。あたり前です。公的資金を注入して、株価が上がったのです。まさに神技です。こんなことは奇跡です。理屈は、どうでも良いのです。玄人・プロは何かを感じています。おっかなびっくり株を買うようになりました。
このお金がどんな株を買うのか、あるいはもうすでに買っているのか。それが最重要です。「早く教えてよ!」ちょっと待ってください。それが判れば、全財産を株にぶち込んで、大金持ちです。世の中、そんなに甘くないです。
とにかく日経平均は、2003年4月28日、7608円で底打ちしたと断言します。「じゃあ、株式バブル復活か?」いや違います。バブルにしてはいけないのです。1999年-2000年にかけて、一度失敗したからです。マスコミは、この失敗をITバブルの崩壊と言っています。相変わらずです。
時期尚早だったという意見は、結果論です。これが失敗した最大の原因は、司令塔が不在だったからです。つまり、司令塔に能力がなかったからです。「誰だよ。そのバカは?」ちょっと言いづらいですね、後で言います? どうしよう?
「じゃあ誰が、そのお金を動かしているの?」これは簡単です。財務省です。財務省の役人です。その財務省の役人でも、ほとんどの人は知りません。うすうす気がついている人。噂で聞いている人はいます。でも、詳しく知っている人は、3人ぐらいです。
いずれにしても、実行部隊は財務省です。これは簡単です。でもこの人たちは、司令塔に相談して実行しているだけです。以前は、竹下登にだけは、相談していました。竹下登は、言ってみれば終身名誉大蔵大臣のようなものです。
竹下登という人物は、旧大蔵省の黒幕という闇の権力者という地位に長年に渡り君臨してきた戦後日本の政治家の最高実力者だったのです。人格とか好き嫌いはともかく見た目からは想像もできないような恐ろしい人物だと言われていました。
たいした実力もないくせに、自分を実力者に見せかけようと必死の努力をして、演技力だけを磨いているむなしい政治家がほとんどの日本政界において、唯一実力を隠す努力をしていた人と言ってもいいでしょう。ある意味において、とんでもないタヌキオヤジです。日本の歴史上の人物に例えるならば徳川家康といったところでしょうか。
◆日米八百長安保条約
◆日本だからできる300兆円投資
世界経済は広く言えばすでに繋がっています。その世界経済で巨大な市場は、アメリカと日本しかありません。ヨーロッパもありますが、どんなことをしてもアメリカを凌ぐことは不可能です。つまりそれほどに日本は、国土は狭いが経済の観点から言えば巨大な経済人国になっているということなのです。
このことは、アメリカが潰れたら、もちろん日本も潰れますが、逆に日本が潰れれば、アメリカも潰れてしまうほどの経済大国になっていることを、意味するのです。世界経済においてお金(資金)というのは、ここにお金が流れないと駄目になってしまう、というところに流れていくという性質を持っています。
1990年代、アメリカの好景気のきっかけは、儲かるところがそこしかなかったと考えることもできますが、逆に、1980年代のアメリカが危機的状況にあったからこそ、アメリカに世界のお金が流れたとも言えます。
そして今、日本市場はこれから十年間は儲かる、という考え方と同時に、日本市場そのものが現在危機的状況にある、とも言えるのです。アメリカに投入された100兆円は、アメリカ市場を救うと同時に、自らにも莫大な利益をもたらしました。
アメリカ市場で、300兆円に増えたこのお金が、今度は、この危機的な日本市場に投入されてくるのです。このお金は、一番緊急を要するところに使う緊急輸血用と考えることができるのです。そのお金の使い方で、日本経済ひいては、世界経済も決まってしまうのです。
現在、世界の資産家のお金は、世界中を暗躍していますが、なかなかまとまっては動けません。それぞれの思惑の中で、500兆円が動くことがあっても、日本のように300兆円が、一つの動きを取るなどということは、どこの国も、ましてや個人でできるようなことではありません。これが、日本という全体主義国家の全体主義たるゆえんなのです。
◆アメリカが1位、日本が2位というシナリオ
日米関係を、マージャンに例えてお話します。日本・アメリカ・ヨーロッパ・中国が4人で、マージャンを打っているとします。トップはいつもアメリカです。強いですね。まあこれは世界の常識でしょう。しかし、二着はいつも日本です。これが世界の驚きです。
日本がトップを取ったこともあります。バブルの時です。ヨーロッパは三着、中国が将来トップを取るという人もいます。ヨーロッパが、なぜトップになれないか。これには、秘密があるのです。実は、アメリカと日本は、組んでいるのです。アメリカにトップを取らせるから、二着は日本にしてくれ。日本に二着を取らせるから、トップはアメリカに取らせてくれと。密約があるのです。
たとえ話ですが、日米関係を最も良く表現していると思います。日本が世界第二の経済大国であり続け続けるためには、アメリカにトップを取らせ続けなければならないのです。これは屁理屈ではありません。世界経済を研究すればするほど、そういう構造になっているのです。
ヨーロッパは、トップを狙いにいけばいくほど、三着以下になるのです。アメリカとヨーロッパが組んでいると考えるから、世界が見えなくなるのです。今度のイラク戦争は、そのことが垣間見えた瞬間でした。フランス、ドイツが反対しても、アメリカは、日本が賛成すれば大丈夫と言っていました。
だからアメリカは北朝鮮には、軍事攻撃できないのです。日本政府が反対だからです。アメリカにお金を出す時は、日本がアメリカのリーチにわざと振り込んでいるようなものです。その代わり、ヨーロッパの待ちハイを教えてくれます。仲が良いというか、日米八百長安保条約です。
これが分かれば世界が分かります。ヨーロッパの人は、これが理解できないのです。「なんでアメリカは、日本をそんなに重視するのか」。「俺たちを嘗めているのか」理由は分かりません、野球を愛するという国民性が共通しているぐらいですしね。中国の人も同じです。
しかしブッシュ政権も、はっきり言っています。「日本との関係さえうまくいっていれば、アジアは心配ない」不思議ですね。私も理由はわかりません。しかし、これが世界の真実なのです。アメリカと日本、本当に不思議な二大国です。アメリカと日本が、二つで一つの国だと考えても良いくらいです。日本をアメリカの州の一つみたいなものだという人は、日本を過小評価しています。
◆世界経済は上半身がアメリカで下半身が日本という怪獣
下半身が日本で、上半身がアメリカという怪獣、これが世界の経済番長です。この方が真実に近いのです。良いことなのか、悪いことなのか分かりませんが、想像を絶するほど日本とアメリカは相互依存体質が進んでいるのです。
1990年代。日本はあらゆる意味において、アメリカの景気回復に尽力しました。アメリカの市場を復活させて、アメリカ人の消費を増やさなければ、何故日本は駄目なのか。アメリカは、日本にとってなくてはならない巨大な市場なのです。
要するにアメリカ人の財布にお金が無くなったら、日本の会社の多くは潰れてしまうのです。そして、1980年代後半には、本当にアメリカ人の財布にお金が無くなったのです。それで資本主義経済の心臓部、特にニューヨーク市場に、財務省はその裏金を持ち込んで、アメリカ市場を活性化しました。そして、アメリカ人の財布にお金が貯まったのです。
そのお金で、アメリカ人は何を買うのかと一言ったら、日本のトヨタの自動車、ホンダの自動車、ソニーの電気製品等の日本製品を買うのです。そのお金が、また日本に戻ってきたのです。結局、アメリカ人が貧乏になったら一番困るのは日本だという、とんでもない社会構造になってしまっているのです。
単独として世界最大のお金・100兆円がまとまって、アメリカ市場に行ったのです。そこで輸血をして、活性化して、日本製品が消費されて日本に戻ってきました。そのお金が今度は、日本に戻って来ました。
日本人のお財布の中が無くなってしまったので、日本人の財布にお金を貯めなければならないからです。そうすれば、アメリカの農産物も消費されるわけです。このような日米キャッチボールみたいな社会構造が、完全にでき上がっているのです。
だからどっちが救われて、どっちが救われないということではなくて、経済において日米は完全な運命共同体となっているのです。日銀が金の延べ棒を買わず、米国債を買うということは、世界の基軸通貨としてのドルの価値を、一日銀すなわち日本が支えるというこどです。
これは、日米が、完全な運命共同体であることを証明する具体的な事例といえるのです。アメリカというスーパー・パワーに喧嘩を売って、潰されたイラクのフセイン政権。裏で手を握って八百長だったにもかかわらず、アメリカ国民が本気になって、潰してしまった旧ソ連。
日本は、真珠湾攻撃で喧嘩を売って叩き潰されたように見えますが、そこは、一度土下座して、マッカーサーを操って改革をし、日米安保条約の庇護の元、復活を遂げたしたたかな民族です。
日本が一貫してアメリカに取り続ける政策は、ひと言で言えば「面従腹背」です。この「面従腹背」政策で、日本はここまでのし上がったのです。しかし、バブルの最盛期である1985年から1989年の間だけ、もう一回アメリカの急所を蹴りにいったことがあるのです。それが、ニューヨークのビルの買い占めです。さすがにアメリカ人も、これには怒ったのです。
◆野村由起夫(のむら・ゆきお)・・・国会議員元秘書で、政界・財界の裏事情に精通。財務省、日銀等にも情報源を持つ。それら情報をもとに独自の分析を加え、日本経済楽観論を提唱。・・・現在は、個人投資家・金融ジャーナリスト。雑誌、新聞等を中心に活躍し、その鋭い分析力、洞察力には定評がある
(私のコメント)
野村由紀夫著「日本株の逆襲」は大変面白い本です。ほんの題名からすると株の本のように見えますが、野村氏の経歴からわかるとおり政界や財界の裏話がこの本には書かれています。売れっ子評論家には誰でも知っているような事を、さももったいぶって話して稼いでいる人がいますが、書いている本は屑ばかりです。
野村氏が言うように竹下氏が自民党政治を仕切ってきたというのは、政治家の秘書をしてきた経歴からして確かでしょう。田中角栄も知らなかったヘソクリマネーの事を知っていた竹下登はまさに政界の黒幕中の黒幕であり、野中広務などは子分に過ぎません。だから簡単に小泉首相に首を切られた。
そのヘソクリマネーの竹下の後釜を狙ったのが小沢一郎ですが、自民党から摘み出されて自民とに戻れないでいる。竹下の代理人である青木氏が「うん」と言わない限り戻れないでしょう。それほどヘソクリマネーの威力は絶大です。青木氏も代理というだけでヘソクリマネーは誰が今管理をしているのか?本を買ってみてください。
「株式日記」で日本がアメリカを支えていると書いてきましたが、野村氏も同じように言っています。私はなぜ日本が1年間に35兆円もドルを買い支えるのか不思議でなりませんでしたが、これは日本とアメリカとがタッグを組んで、ヨーロッパやロシアや中国の覇権への挑戦を阻んでいるのだ。
良くアメリカとヨーロッパは歴史や文化や人種も同じだから一体だと思いがちですが、アメリカは今ヨーロッパの挑戦に対して、日本と手を組むことでヨーロッパの覇権争いの挑戦をはねつけている。それほど日本とアメリカとの関係は深いと言う解説は説得力がある。
イラク戦争の構図を見ると、日米対ヨーロッパ・ロシア・中国の構図がよく見える。アメリカとしては日本が付いていてくれる限りヨーロッパもロシアも中国も怖くない。我々日本人が思う以上の実力を日本は持っているのですが、日本の政治家を見ると中国にペコペコ頭を下げる政治家が後を絶ちません。
北朝鮮をアメリカが攻撃しないのも、日本が止めているというのもこの本には書いてありました。つまり日本とアメリカとの同盟がアジア全体の支配力を握り、中国や北朝鮮などは日本がアメリカに指示すれば、アメリカはたちどころに中国や北朝鮮などは潰せるだけの同盟関係を持っているのです。