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日刊ゲンダイ2004年11月17日号
http://gendai.net/
年金官僚 生涯賃金8億円のデタラメ
役人で5億円、天下りで3億円のケースも
どこまで年金を食い物にすれば気が済むのか。年金改悪法の“A級戦犯”で、7月に厚労省年金局長を退官した吉武民樹(56)。先月、財団法人・児童育成協会の理事長に天下りしたが、ここでも年金に食らいついている。
同協会は厚労省の「厚生保険特別会計」の年金財源から毎年5億5000万円もの補助金を受けている。このカネの出所は企業が年金保険料と一緒に負担している児童手当。この補助金からナント、年収1800万円の報酬を得ている。これだけでもフザケているが、このまま天下り生活が続けば、年金をガタガタにしながら生涯所得は5億円を超える計算になる。
元特殊法人労連事務局長でジャーナリストの堤和馬氏は言う。
「02年度の俸給ベースで試算した場合、年金局長時代の吉武氏は月給108万2000円をもらっていたことになる。年収は2057万円。72年に入省し、32年2カ月の在職で得た退職金は6700万円、合計3億6000万円。現在はベースが若干低くなったとはいえ児童育成協会など今後も年収1800万円の天下り生活が10年は続くと考えられる。生涯賃金は5億円を超える計算になるのです」
サラリーマンの平均生涯所得は約2億5000万円。超一流企業のサラリーマンでも5億円がせいぜいだ。それが、70歳代まで天下り生活を送って、退職金も含めれば7億円に迫るのである。年金官僚にはこんな連中がゾロゾロいる。別表は堤氏が試算した天下り官僚の生涯給与の一例だ。8億円以上もらった元事務次官もいるから驚く。
「年金官僚の天下り先は地方も含めると数千あります。事務次官クラスは年収2000万円級の天下り先が保証されています」(堤和馬氏=前出)
デタラメな年金運営で国民の負担を増やしながら、自分たちはヌクヌクというのは詐欺同然ではないか。
丸田和生(57歳) 医療安全局長→厚生年金事業振興団常務理事 生涯給与等4億3640万円 官僚時代 3億8095万円 天下り先 5545万円
近藤純五郎(61歳)事務次官→年金資金運用基金理事長 生涯給与等5億3623万円 官僚時代 5億1148万円 天下り先 2475万円
丸山晴男(60歳)環境庁官房長→年金資金運用基金監事、のち理事 生涯給与等 4億5074万円 官僚時代 4億0200万円 天下り先 4874万円
伊藤雅治(61歳)医政局長→全国社会保険協会連合会理事長 生涯給与等 5億3096万円
官僚時代 5億1033万円 天下り先 2063万円
吉原健二(72歳)事務次官→厚生年金事業振興団理事長ほか 生涯給与等 7億9238万円
官僚時代 4億8919万円 天下り先 3億0319万円
加藤陸美(73歳)環境庁事務次官→全国国民年金福祉協会連合会理事長ほか 生涯給与等 8億6680万円 官僚時代 4億9256万円 天下り先 3億7424万円
(堤氏による試算)