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消費者金融市場でひと暴れしそうなソフトバンク。同社の孫社長(右)と、金融ビジネスの戦略を練るソフトバンク・ファイナンスの北尾代表(左)
ダイエーホークス買収に王手をかけたソフトバンクの孫正義社長(47)が消費者金融に参入する。グループの金融持ち株会社『ソフトバンク・ファイナンス』(北尾吉孝代表)がドイツ証券と組み、インターネット企業として初めて個人向け消費者金融事業に乗り出すことが15日、明らかになった。消費者金融市場は約25兆円で、大手銀行、外資系金融機関、独立系会社が入り乱れて顧客の争奪戦を繰り広げている。ソフトバンクは、球団買収で個人への知名度を一段と浸透させ、この巨大市場に切り込む。ソフトバンクの殴り込みで、消費者金融の貸出競争が激化するのは必至だ。
【ネット上で融資】
ソフトバンク・ファイナンスは消費者金融会社「イコール・クレジット」を設立、すでに貸金業登録を済ませ、17日から営業を開始する。
ネット系だけに、店頭や無人契約機などはなく、融資手続きは申し込みから審査結果の確認、融資実行、返済などをほぼすべての業務をネット上で行うのが特徴だ。
ただ、本人へのなりすましなどのトラブルを防ぐため、利用者の本人確認に必要な書類や契約書などは別途郵送するという。
融資金利は審査結果に応じ、年8.0%−29.2%となり、一人当たりの融資上限額は300万円。同社は3年以内に、融資残高500億円を目指す。
貸付資金はドイツ証券と提携して調達。貸出債権を証券化し、同証券を通じて投資家に販売するという機動的で低コストの資金調達を行う。
業界関係者は「ソフトバンクはホークス買収で知名度が一気に高まり、大衆的なブランドを手に入れる。ネットでの融資ということもあって、ブランドから得る安心感から、若者層を中心に相当、顧客を持っていかれる」と、強敵の出現に警戒を強めている。
【乱立市場】
平成14年の消費者金融市場の規模は24兆4656億円(日本クレジット産業協会調べ)。幅広い層に顧客が広がり、比較的高い利ざやが稼げるとあって、市場は右肩あがりに拡大している。
金融アナリストは消費者金融ビジネスの現状について「消費者金融は国内の金融分野では数少ない成長市場。武富士、アイフルなどの独立系に加え、アコムなどの銀行系、GEコンシューマーなどの外資系がシェア獲得にしのぎを削っている」と説明する。
実際、今年に入って三菱東京がアコム、三井住友がプロミスを傘下に収めるなど大手銀行グループが相次いで総合金融業として本格参入し「ゴールドマン・サックスなどの外資系金融機関も武富士の買収を検討したこともあった」(同)という。
海外勢を含めた大資本が成長市場への参入チャンスを虎視眈々と狙っているのだ。
【孫氏の野望】
こうした市場に、ネットを武器にしたソフトバンクが参入することになり、同業他社は「強力なライバルの出現」と事業戦略の強化を迫られそうだ。
ソフトバンクはかねてから金融ビジネスを事業の大きな柱の一つに据えてきた。このため、ソフトバンクの孫社長は、野村証券から北尾代表を引き抜き、ソフトバンク・ファイナンスのトップに据え、事業戦略を練ってきた。
同社は傘下で上場しているソフトバンク・インベストメント(SBI)を中核に証券、保険、住宅ローン、リースといった金融事業に投資しており、SBIの16年9月中間期の経常利益は前年同期比5.5倍の約100億円となり、業績は回復している。
市場関係者は「ソフトバンクグループはネット上のワンストップショッピングを構築しようとしている」と話す
ソフトバンク本体のM&A(企業の合併・買収)の勢いは衰えを知らず、今年5月に約3400億円で日本テレコムを、10月には英通信大手の日本法人を買収した。今後、最低数千億円が必要とされる携帯電話への参入も表明している。
さらに、産業再生機構は反発を強めているが、ソフトバンクは興業権を含め200億円規模でダイエーホークスを掌中にしようとしている。
【不透明な今後】
こうした投資先行型ビジネスで、ソフトバンクの16年9月中間連結決算は、ブロードバンド(高速大容量データ通信)事業に参入した13年9月以来初めて、連結営業損益が9月単月で黒字に転換した。
市場規模約25兆円の消費者金融ビジネスは、ソフトバンクの本業にしている通信事業と並ぶ巨大市場となる。
ただ、消費者金融は独特の市場だけに、前出のアナリストは「消費者金融は一筋縄ではいかない商売だ。顧客確保から貸し付けた金の回収など長年のノウハウの蓄積が不可欠。経験が事業の成否を分ける。孫氏の思惑通りに行くかは不透明」と指摘する。
このため、ソフトバンクは将来、消費者金融専門会社との業務提携も視野に入れ、事業をスタートさせたもようだ。買収王、孫社長が率いるグループだけに、消費者金融市場も今後、一波乱がありそうだ。
ZAKZAK 2004/11/15
http://www.zakzak.co.jp/top/2004_11/t2004111517.html
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ソフトバンクF、ネットで消費者金融・ドイツ証券と組む [日本経済新聞]
ソフトバンクグループの金融持ち株会社、ソフトバンク・ファイナンス(東京・港、北尾吉孝代表)はドイツ証券と組み、個人向けの消費者金融事業を始める。融資の申し込みから返済まで手続きの大半がインターネット上で完結する初の仕組みで、17日から受け付ける予定。消費者金融市場を巡る貸出競争はネット系の参入で一段と激しくなるとみられる。
ソフトバンク・ファイナンスは14日までに専門の消費者金融会社「イコール・クレジット」を設立、貸金業登録を済ませた。監督する東京都との間でもネットを使った消費者金融ビジネスの了解を得ているという。融資手続きは店頭や無人契約機で進める既存の消費者金融専門会社と異なり、申し込みから審査結果の確認、融資実行、返済などをネット上でほぼ完結させる。与信管理システム大手の米フェア・アイザック社の信用モデルを採用し、貸出金利の決定など審査手続きを自動化した。ただ、本人へのなりすましなど問題を防ぐため、利用者の本人確認に必要な書類や契約書などは別途郵送する方式を残す。 (07:01)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20041115AT1F1300D14112004.html
ソフトバンクF、消費者金融進出を発表・17日から営業 [日本経済新聞]
ソフトバンクグループの金融持ち株会社、ソフトバンク・ファイナンス(東京・港、北尾吉孝代表)は15日、全額出資子会社「イコール・クレジット」を通じて消費者金融事業を始めると発表した。ドイツ証券と提携し、17日から営業を開始する。利用者がインターネット上で融資申し込みから返済までの手続きの大半を済ませる業界初の仕組みを導入する。 (13:02)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20041115AT1F1500715112004.html
ネット消費者金融に進出 ソフトバンクグループ [共同通信]
ソフトバンクグループのソフトバンク・ファイナンス(東京)は15日、融資の申し込みから返済まで手続きの大半がインターネットでできる消費者金融事業に本格的に進出すると発表した。
消費者金融は利益率が高い成長分野として、大手銀行や外資系企業が専業各社を傘下に収めるなど市場の争奪戦が始まっている。楽天やライブドアなど他のネット企業も参入に意欲的で、今後競争が激しくなりそうだ。
総合金融サービスを担う関連のソフトバンク・インベストメントが、100%出資子会社イコール・クレジット(東京)を設立、17日から営業を始める。実質金利は8・0−29・2%で融資限度額は300万円。人による審査を排除し、独自の与信システムで自動的に貸し付け条件を提示する。本人確認の文書の郵送など一部を除き、ネット上で手続きが済み、融資額は指定口座に振り込まれるという。
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=econ&NWID=2004111501003322