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●キーワードは、地方TV局 読売→大手新聞社各社→地方TV局→地方再編→地方銀行
せっかう涼しげでうまいのに食わず嫌いめ
■ [株式]メディア企業の資本構造
昨日の続きだ。というか、まぁ今回はコピペに直接突っ込むわけではないので二回に分けた(っていうか、今回は漏れの個人的な感想なのであんまり本気にしないでほしいんだけど)
日本の上場メディア企業の資本構造に以前から既視感があったのだが、久々に上海A株の糞会社の目論見書を読んでいて、なんだ中国企業に似ているじゃないか、と思ってしまった。中国の旧国営企業の上場方針に極めて似ているのだ
中国の国営企業体の中で、上場している企業はいくつかある。しかし、電力や鉄鋼など人民元建てで上場している国営複合企業の株価が低迷し続けていて、民営化があまりうまくいっていない例が多い。中国の国営複合企業は、親会社が非上場のままで子会社を上場させ、子会社と親会社の間で複雑な金融取引をおこなうことで子会社に負債を転嫁しているという悪質な例が多く、原則的に外資に開放されていない人民元立て上場企業は国内の投資家にも嫌われている、というものだ
同じように、国内の上場メディア企業も子会社が上場して親会社は相変わらず非公開企業のままという例が多い。なぜだろうか?
そもそも、メディア複合体というのは多額の資本を必要としない。欧米のように、巨大産業資本がメディア企業を買収したり、豪ニュースコーポレーションや独キルヒグループのように巨大多国籍メディア複合企業となれば、勢力拡大やコンテンツ獲得のために多額な資本が必要になる場合があるが、コンテンツ取引市場が小さく、規制に守られた新聞や書籍、放送メディアというのは巨大資本の必要性が低いのだ
わが国のわが国のテレビメディアは、大新聞社が直接子会社としてキー局を設立し、地方局を系列化していったという世界的に例のない発展形態をとった。子会社としてのテレビ局は、初期の資本投下は銀行からの借り入れの他に、親会社たる大新聞社から多額の資本が投下され、かつ新聞社の広告代理店であった電通といった大広告代理店を経由して安定した広告収入を得ることができた。逆に言えば、こういった過度に系列化されたメディア産業の構造そのものが、資本構造の閉鎖的にしたといっても過言ではないだろう*1
原則的に競争がなく、コンテンツ売買もないためにキー局も地方局も系列にぶら下がっていさえすれば基本的