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日銀が9日発表した10月の貸出・資金吸収動向によると、都市銀行や地方銀行など民間銀行の平均貸出残高は前年同月比3.0%減の384兆5156億円となった。82カ月連続で前年同月を下回ったものの、減少率は前月比0.1ポイント縮小した。日銀では「銀行が住宅ローンに力を入れているほか、企業の債務圧縮(の圧力)が多少は緩和されてきた」(考査局)ことが背景にあると見ている。
民間銀行のうち都市銀行などの貸出残高は同4.7%減となり、前月の減少率と比べ横ばいとなった。地方銀行は同0.6%増となり、8カ月ぶりにプラスに転じた。9月は1.1%減だった。第二地方銀行は同5.1%減と減少率は4.6ポイント拡大した。西日本銀行と福岡シティ銀行が10月に合併したため、第二地銀だった福岡シティ銀の貸出残高が、地銀に移行したことが大きく影響している。〔NQN〕 (09:39)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20041109AT3L0901N09112004.html