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西武鉄道グループの中核企業であるコクドは8日、子会社のプロ野球球団・西武ライオンズについて、売却しない方針を表明した。また、西武鉄道による有価証券報告書への虚偽記載が公表される前に、コクドが同鉄道株を多数の企業に大量売却していた問題で、三上豊(みのる)社長は同日夜、購入企業から株を買い戻す意向を示した。
コクドは10月20日ごろ、インターネット企業のライブドアなど複数企業に外資系証券会社を通じて球団売却を打診した。これについて、三上氏は「売らない。(売却を)打診していない。どこかの証券会社がやったこと。(球団保有は)いままでどおり」と話した。
球団は毎年20億〜30億円の赤字を出しているとみられ、グループ会社の西武鉄道が穴埋めをしている。
ただ三上氏は「うちが保有する利点はない。不採算の球団事業を何とかする必要があるとの社内議論もある」と話した。コクド自体の財務内容も悪化しているとみられ、今後、事業や資産のリストラを進める過程で、球団売却話が再浮上する可能性もある。
また、西武鉄道による虚偽記載公表前にコクドが同鉄道株を売却した問題では、三上氏は、コクドが五十数社に鉄道株を売却したことを明らかにした。このうち、キリンビール、ワコール、関電工などが買い戻し請求をしているが、三上氏によると同様の請求は約20社から受けているという。
三上氏は鉄道株売却について「申し開きできない。信義を裏切ったので買い戻したい。誠意をもって対応する。銭の問題よりも社会の信用を取り戻すことだ」とした。
その方法については「弁護士の話では、単純に買い戻せば済むということでもないという。合法的に(相手が納得する)返済方法を模索している」と述べた。
買い戻しを実施した場合、西武鉄道が、大株主10社などの持ち株比率が80%を超えた状態で1年以上経過すると上場廃止となる、東京証券取引所の基準に抵触する恐れがある。
コクドは虚偽記載問題が表面化する前の8〜9月にかけ、コクド・西武鉄道グループと取引関係のある企業などに、鉄道株を1100〜1200円台で売却。だが鉄道株の8日の東京株式市場での終値は442円まで下がっている。
(11/09 03:10)
http://www.asahi.com/sports/update/1108/145.html