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11月5日(ブルームバーグ):米労働省が5日発表した10月の雇用統計によると、非農業部門の雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は、前月比33 万7000人増加した。ブルームバーグ・ニュースによるエコノミスト予想中央値の17万5000人増加を上回り、3月以来の大幅増加を記録した。
9月の非農業部門の雇用者数は13万9000人増と、速報の9万6000人増から上方修正された。家計調査による10月の失業率は5.5%で、前月の5.4%から上昇した。
雇用者数の増加は、ハリケーン被害後の復旧に関連した建設部門がけん引。また、過去最高値水準で推移する原油価格についても、企業は需要減少につながらないとみていることが示唆された。
米労働省が前日発表した労働生産統計では、第3四半期(7?9月)の非農業部門の労働生産性指数はほぼ2年ぶりの低い上昇率にとどまり、企業が雇用拡大を余儀なくされる可能性を示唆した。
アラロン・トレーディング(シカゴ)のバイスプレジデント、フィル・フリン氏は、「気分の良い日となった。きょうの統計は何ら政治と関わりがなく、本来の経済統計として受け止められた」と語った。
2日の大統領選挙で敗北した民主党のジョン・ケリー候補は、ブッシュ政権下で雇用が失われたとして大統領の経済運営を批判していた。1?9月の雇用の増加は198万人。2001年1月にブッシュ大統領が就任して以来の雇用の増減は、 37万1000人の減少。
統計発表直後のニューヨーク金融市場で、米国債相場は急落。キャンター・フィッツジェラルドによると、ニューヨーク時間午前8時32分現在、10年債(表面利率4.25%、2014年8月償還)価格は前日比1 3/32安の100 10/32。同利回りは4.07%に上昇した。
ハリケーン被害復旧
雇用の増減を部門別に見ていくと、9月に米南西部を直撃した一連のハリケーンの復旧関連で、建設部門の雇用が前月比で7万1000人増加し、2000年3月以来の大幅増加を記録した。8月は同9000人の増加だった。
このほかでは、雇用の先行指標とされる人材派遣は前月比4万8000人増加し、前月の3万4000人増から伸びが加速した。小売業は同2万1000人増加し、前月の同6000人減少からプラスに転じた。金融業は同1万7000人増(前月は同2万4000人増)。ビジネス支援部門は9万7000人増と、前月の同4万4000人増を大幅に上回った。
広義のサービス部門は全体で前月比27万2000人増加。前月の同14万3000 人からペースが加速し、4月以来の大幅増を記録した。一方、製造業部門の雇用は同5000人減少。前月の同1万4000人減に引き続きマイナスとなった。
労働時間と時給
民間部門の週平均労働時間は33.8時間と前月と同水準。エコノミスト予想と一致した。製造業労働時間は40.7時間(同40.8時間)。製造業部門の超過勤務時間は4.5時間(同4.6時間)だった。
平均時給は前月比0.3%増(前月0.1%増)で、ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想と一致した。前年同月比は2.6%増(前月2.4%増)だった。
労働統計局のキャスリーン・ユトゴフ委員長は、「10月の労働市場では建設部門で大幅な雇用増加がみられたほか、その他のサービス部門でも雇用が増加した」と指摘。特に建設については、「8〜9月に米本土を襲った一連のハリケーン被害後の復旧・再建作業を反映し、飛び抜けた増加となった」と語った。
原題:U.S. Oct. Payrolls Rise 337,000, Exceeding Forecasts (Update1) (抜粋) {NXTW NSN I6PKLD0UQVI9
翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:
ニューヨーク 西前 明子 Akiko Nishimae anishimae3@bloomberg.net Editor:Yamahiro
記事に関する記者への問い合わせ先:
Courtney Schlisserman in Washington at cschlisserma@bloomberg.net.
記事に関するエディターへの問い合わせ先:
Kevin Miller kmiller@bloomberg.net
更新日時 : 2004/11/05 23:32 JST
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003017&sid=a1i3kL_CjNxQ&refer=jp_news_index