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今年に入って中国の経済発展とマクロコントロールが国内外の広い関心を集めている。国家統計局の李徳水局長は、このほど開かれた中国経済成長フォーラムで、これに関する深い分析を次のように披露した。
■効果は経済指標にのみ現れているのではない
今回のマクロコントロールが得た効果は、それぞれの経済指標にのみ現れているのではなく、より重要な点は各地域の各部署が経験と教訓を真剣に総括し、発展構想を積極的に調整し、科学的発展観の実行と新しいタイプの工業化の道を歩む自覚を強化したことである。
昨年来、経済生活においていくつかの問題が表面化し、人々を深く反省させた。食糧生産と耕地保護が重要であることや、過度の資源消費によって経済成長がもたらされる方法は結局のところ歩んではいけない道であるなど、人々は思想的に強く感じている。
現実が私たちに教えているのは、発展の熱意だけではなく、科学的姿勢がより必要だということだ。歴史がいずれ証明するであろうことは、今回のマクロコントロールは私たちが前進する道の途中で飲んだ一服の清涼剤であり、走り方を整え、油をさしたということだ。この分野における意義は重く、深い。
■改革の進展と有機的に結合
中国の経済発展において、見通しのない投資拡大や成長速度の片側だけを追求する問題がしばしば現れた。私たちはこうした病根を根絶する努力を常に払ってきた。
こうした状況が現れる根本的原因は、システムが不完全で、法制度が不備で、成長方法が粗いままであるためだ。これらの問題の解決をただ経済調整だけに頼っていたのでは足りず、必ず改革から始め、根本からシステムや構造の弊害を取り除き、長期的に効果のあるシステムを作り上げなければならない。そうでなければ、旧弊が復活する可能性が常に存在する。
まさにこうした深い考えから、中央政府はマクロコントロールを進めると同時に、根本的治療と局所的療法を併用し続け、多くのさまざまな重大改革を協力に進めてきた。マクロコントロール措置とシステム改革の開始は密接に関わっており、互いに影響し合うことで改善されてきた。食糧需給で新しい状況が現れたのを背景に、5月末に食糧流通のシステム改革が登場した。引き続き、固定資産投資の成長を迅速にコントロールする重要な時期だった7月中旬、さらに投資システム改革に関する決定が登場した。食糧流通システム改革も投資システム改革も、基本的精神はいずれも市場が資源を配分する基礎的役割を十分に発揮するところにある。もし伝統的観念によるならば、政府が経済コントロールを強化する時期において、こうした改革を提起するのは不可思議なことになる。
■単純に緊縮とは見なせない
現在、一部の人々はマクロコントロールが経済を緊縮させると思っている。マクロコントロールは社会主義市場経済の重要な構成要素であり、その目的は経済運営の変動を均質に抑え、経済の安定かつ調和の取れた成長を実現することであり、マクロコントロールを単純に緊縮と見なすことはできない。
マクロコントロールは政府の経常的活動の一つだ。市場経済の発展モデルを選び、市場メカニズムによる資源配置の基礎的役割を十分に発揮しなければならない。しかし市場自身の弱点を避けるためにも、必ずマクロコントロールを強化、改善しなければならない。特に中国は現在、システム軌道転換過程の途中であり、市場の成長は不完全で、地域間の発展は不均衡であり、単に市場メカニズムの役割だけに頼るのではまだ足りない。マクロコントロール強化がとりわけ必要であるとはっきりしている。(編集ZX)
「人民網日本語版」2004年11月4日
http://j.peopledaily.com.cn/2004/11/04/jp20041104_44893.html