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鉄鋼メーカー大手各社が、鉄の原料となる鉄鉱石の確保に躍起となり、豪州やブラジルなどから長期的に鉄鉱石を調達する契約を結んでいる。
世界的な鉄鋼需要の高まりで、鉄鉱石の争奪戦が激しさを増しているため、各社は購入契約を長期化し、原料不足を回避する構えだ。
新日鉄は10月に、英・豪系の鉱山会社と、豪州の鉱山から20年以上にわたって鉄鉱石を長期購入する最終契約を結んだ。新日鉄としては過去最長の契約期間で、世界的にも異例の長期契約だという。
鉄鋼各社は、世界的に鉄鋼需要が低迷した1990年代に購入契約を3―5年程度に短期化し、さらなる需要落ち込みに備えた。しかし、2000年以降、中国の経済成長などによって鉄鋼需要が急上昇し、今後も高水準を保つとみられることから、鉄鉱石の安定確保が業界の大きな課題となっている。
JFEスチールは2005年度以降、豪州の鉱山から11年間、年1600万トン、ブラジルの鉱山から10年間、年1000万トンを、それぞれ購入する。豪州では新たな大型契約も調整中で、必要量の9割程度を長期契約によって確保する方針だ。
(2004/11/3/23:35 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/business/news/20041103ib26.htm