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配当2.00 (5.13%)
http://uk.finance.yahoo.com/q/bc?s=GM&t=my
GMもポートフォリオがでかいだけに、不良債権を出し切る余力はあるが、労働団体のからみで、あたらしい生産性の高い工場への転換が進んでいない。
フォードは、回復基調にあるが、その一方でGMは下げるリスク要因がたかまっている。
これで金融部門に問題が発生すれば大変である。
いま、アメリカの金融業は、疑惑だらけでリスクが高まっている。
最近、アメリカでの生保株急落が目にあまる。
これもケリー候補には痛いダメージだと思います。
Marsh & McLennan Cos 25.57 USD -3.63 (-12.43%)
http://www.investor.reuters.com/FullQuote.aspx?ticker=MMC.N&target=%2fstocks%2fquickinfo%2ffullquote
米保険業界で不正契約、仲介業者摘発で株価急落――顧客利益を無視。2004/10/18, 日経金融新聞,
大手と癒着し成功報酬
【ニューヨーク=豊福浩】ニューヨーク州司法当局が摘発した米保険業界の「ヤミ慣行」の波紋が一段と広がっている。顧客利益を無視して特定の保険会社に大量の契約を優先的に回したとして不正を名指しされた保険仲介業者は、株価下落に歯止めがかからない状況。当局は大手保険会社からの事情聴取にも乗り出した。不正取引に本格的なメスが入ったことで、米保険業界には激震が走っている。
司法当局は十四日、保険仲介業で米最大手のマーシュ・アンド・マクレナンを民事提訴した。ニューヨーク州最高裁に提出した訴状によると、マーシュは特定の保険会社に大量の契約を回す見返りに、高額な「成功報酬」を受け取っていたという。仲介業者は顧客に代わって有利な契約先を探すのが仕事だが、懇意の保険会社に偽りの見積もりを出させて競争入札があったかのような演出もしていた。
マーシュの株価は十四日の二四%安に続き、十五日も一六%安と急落に歯止めがかからない。JPモルガンは十四日だけで同社の時価総額が五十八億ドル吹き飛んだと試算。先の投信不祥事で不正を摘発された企業の株価の下落幅を大幅に上回っている。保険各社も株価が軒並み下落。S&P保険株価指数は六%安となり、十五日も三%安と続落した。
スピッツアー司法長官は調査で大量のマーシュ社員の電子メールなどを押収。十四日の記者会見では「二〇〇四年は報酬の支払いが最も高いところへ契約を持っていくべきだ」などとするメールの内容も公表した。マーシュのジェフリー・グリーンバーグ会長は十五日、「成功報酬を受け取る慣行を全面的に凍結する」と表明した。
訴状によると、不正取引に加担していたのはアメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)やエース、ハートフォードなど五社。エースの社員は十五日、不正への関与を認めた。また、米生保大手メットライフなど新たに二社が司法当局から召喚令状を受け取ったことも十五日分かった。
AIGのモーリス・グリーンバーグ会長は十五日に緊急の記者会見を開き、AIGの関与について「吐き気を催す」と発言。不正は子会社が手がけていたと説明し、偽りの入札を出していた疑いで刑事提訴された社員二人を解雇したことを明らかにした。AIGの株価は摘発からすでに一四%下げており、トップ自ら危機管理に乗り出したとの見方が市場では広がっている。
マーシュのグリーンバーグ会長とエースのエバン・グリーンバーグ最高経営責任者(CEO)はともにAIGのグリーンバーグ会長の息子で、元AIGの幹部だった。
スピッツアー司法長官は「追及は始まったばかりだ」と言明。損保、生保、仲介業者を巻き込んだ幅広い業界ぐるみの不祥事摘発に発展する可能性が高まっている。
【図・写真】スピッツアー・ニューヨーク州司法長官は14日の記者会見で不正の実態を暴いた=AP