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◆緊急レポート
【堤流錬金術の本質
先代・堤康次郎が残した家訓「頭から尻尾までぜんぶ俺のもん」】
西武グループの全役職を辞任すると発表した堤義明社長が前日の会
見の席上、「そもそもなぜ西武鉄道を上場しなければならなかった
のか私にはわからない」などと上場企業のトップとして意味不明の
発言をしたことが市場では話題になっている。(ラジオ日経:10
月14日)
新聞各社報道によりますと大株主の保有比率に関する虚偽公告は
30年間も続けられてきました。そもそも持ち株会社であるコクド
は1920年に設立され、今日までまともに法人税を払ったことの
ない会社として有名です。次々と新規購入する土地を造成し、銀行
借入金でホテル、ゴルフ場、宅地、遊園地、スキー場、プール……
を造ります。そして予想利益に見合うぶんの借入金利を計上し、損
金算入できる仕組を利用して課税逃れを繰り返してきました。
世間をなめきっても国税庁を刺激することだけは怖れたのでしょ
う、コクド・グループは親会社であるコクドの上場を自粛し、19
49年に子会社の西武鉄道を上場させます。以後50年に及ぶ「敵、
百万といえども単騎われ行かん」は、我が国大企業の慣例となった
子会社ダブル上場への当て付けでしょうか?
つまりセブンイレブン本社が上場するのでなく、新宿歌舞伎町桜
通りにあるセブンイレブン1店舗だけを抽出して上場させたわけで
す。これは戦後経済がスタートした時点で日立製作所が上場するこ
となく、日立工機あるいは日立マクセルだけを上場させて素っとぼ
ける話と変わりません。
東京アウトローズNo55「新マネー砲談第3回」で取りあげた
【ダブル上場という錬金術】の正反対を堤一族は貫徹したことにな
るのです。コクドは持株会社および傘下子会社群の個別上場で得ら
れるメリットを放棄し、代わりにグループ全体で日本全国に約15
0キロ平方メートルの土地を取得しました。
(日本全土:約370,000キロ平方メートル)
親会社が子会社株式を個々に順次上場させる「新規公開メリット」
は、戦後の成長経済進展の過程で計り知れないものがあったはずで
す。
子会社上場を当然とする日本的経営を遠目に羨んだ西武グループ
の子会社社長たち。
何十億円もの個人資産を作り損なった、我が身の不運を悔しがった
と同情させられます。それもこれも堤康次郎が家訓とした「頭から
尻尾までぜんぶ俺のもん」という強欲さからでしょう。
ここで堤義明氏が開き直るとしたら断固としたMBOの発表であ
り、そして全上場会社に対する宣戦布告であります。「全上場会社
は子会社のダブル上場を止めるべきだ。松下電器のように上場子会
社を吸収合併したらどうだ。東証は唯々諾々と子会社新規上場を認
めるべきでない」と声を大にして訴えたらいかがですか。以下は堤
弁護団へのアドバイスです。
「先生。この女は姦淫の現場でつかまえられたのです。モーゼは律
法の中で、こういう女を石打ちにするよう命じています。ところで、
あなたは何と言われますか」
イエスは言った。「あなたがたのうちで罪のない者が、最初に彼女
に石を投げなさい」
(聖書:ヨハネの福音書8−4〜7)
MBOとは?
Management Buy-Outの略。企業の経営陣又は従業員グループによる
事業の買収。
上場株式を経営陣(会社側)が公開買付して企業を上場廃止させ、
未上場企業とする。
不特定多数株主のコーポレートガバナンスを排除することにより、
経営陣は自由奔放な経営裁量度を得られる。
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以下はご参考
ヤフー・カテゴリーの株式掲示板で西武鉄道は1999年1月12
日からスタートしました。最初の書込みは翌年の1月12日で、そ
れ以降2004年10月12日までの総ログ数は4年間で僅か46
0本。さて事件発覚から16日まで4日間、およそ1,400本の
罵詈雑言と怨嗟の声が爆発しております。もちろん、内容のある発
言はほとんどありません。
(文・宝田豊)
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