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>金融機関全体の不良債権処理に関しては
>「ヤマを越えたというか谷を越えたというか、
>そういう状況だ」と指摘。
http://www.nikkei.co.jp/sp2/nt75/20041007AS1F0701607102004.html
最近、この手の発言が相次いでいる。
しかし、これまで何回「終結宣言」がなされ、何回騙されてきたことだろう。
もう聞き飽きたし、こんなことは全く信用できない。
そもそも、デフレが続く限り不良債権の大量発生は止まらないのだ。
そして、デフレの原因はまさに不良債権処理の強行によって、
企業を解体し、また関係者の消費を減退させている所にある。
またしても、政府はダイエーを解体しようと暗躍している。
これでダイエーが解体されることになれば、
またしても巨大なデフレ圧力が発生することになる。
その結果、また「次に」弱い企業を巡って、
「不良債権」企業だから解体しろという大騒ぎがなされるのではないか。
不良債権処理の「終結宣言」が何回も裏切られてきた最大の原因は、
「銀行が隠していた」という所にではなく、
政府の「不良債権処理」の圧力や、
それによる企業解体によってデフレが加速され、
その結果、際限なく「不良債権」が発生してきた所にある。
今回も金融庁はUFJを血祭りに挙げて得意になっているようだが、
そういう政府のやり方こそが不良債権問題の「終結」を遠ざける、
最大の要因になっていることにまだ気付かないのだろうか。
この無限ループをどこかで断ち切らない限り、
常に「終結宣言」は裏切られつづけるだろう。
そのループを断ち切るための方法は、
多くの国民がこの無限ループの存在に気付き、
政府がわざと企業を潰し続けることに反対する世論が広がること、
もしくは、企業淘汰の末の寡占による超過利潤が
デフレによるマイナスを補えるまで膨らむことのいずれかだ。
本来は前者によって終結することが望ましいのだが、
後者によってしか止められないかもしれない。
でも、それって国民にとって幸せなこととは思えないのだが...
http://blog.melma.com/00099352/20041009225450