} を参照)。 7日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)では、供給懸念から原油先物(11月限)が一時1バレル=53ドルと、1983年の先物取引開始以来の最高値に達し、現地時間午後1時現在で前日比1.6%高の52ドル83セントとなっている。原油価格は過去16営業日で14営業日上昇しており、1年前に比べ73%高となっている。
しかし、今回の12カ月間に及ぶ原油高もインフレ調整を行えば、1970 年代初めのアラブ諸国の石油輸出停止に伴う原油価格高騰(チャートでは赤い長方形)はもちろん、1990年の湾岸危機時の原油高(紫色の○)と比べると、色あせて見える。2000年初めの原油が非常に安価だった時点からの反発の動きと、1986年の原油価格急落(緑色の○)にも注目してほしい。
ドイツ銀行の米国担当チーフエコノミスト、ピーター・フーパー氏と、世界市場調査部門責任者ウルリッヒ・ベックマン氏は9月29日付のリポートで、「世界経済の原油に対する依存度は、1970年代のオイルショック時以前と比べると小さくなっている」と述べている。
フーパー、ベックマン両氏は、原油価格は「2005年の遅くまでに30ドル台前半の水準まで下落し、来年の世界経済は4%を上回る成長率となる」と予想している。2人とも、依然として原油価格のリスクは下押し方向であり、「予想外に上向きとなる公算は小さい」としている。
両氏によれば、2005年の米経済は回復基調となるが、「日本の景気拡大は大きく鈍化し、アジアと中南米、欧州の新興市場国では緩やかな減速」となる。ユーロ圏経済は「引き続き出遅れ」、成長率は依然として2%以下にとどまるとしている。
最高値を更新中の原油コストと失業率の悪化がユーロ圏の経済成長を鈍化させる兆候があるなかで、欧州中央銀行(ECB)は7日の定例政策委員会で、政策金利を約60年ぶりの低水準である2%に据え置くことを決めている。
原題:Oil Won't Halt World Economy, Deutsche Bank Says: Chart of Day (抜粋) {NXTW NSN I585ZF076GHT }
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東京 笠原文彦 Fumihiko Kasahara fkasahara@bloomberg.net Editor:Kobari
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更新日時 : 2004/10/08 13:23 JST
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