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生命保険業界大手の住友生命保険(横山進一社長)と米保険最大手、AIGグループのアリコジャパン(宮本富生代表)が、保険商品の相互供給や共同開発など全面的な業務提携に踏み切ることが7日、明らかになった。
提携で住友生命の販売力とアリコの商品開発力というそれぞれの強みを生かし、顧客基盤の拡充や競争力強化を図る狙いだ。AIGグループが国内の大手生保と業務提携するのは初めてで、将来は、住友生命とAIG本体との提携に発展する可能性もある。日米大手生保の連携により、他の生保も経営戦略の見直しを迫られそうだ。
提携の第1弾として、アリコが得意とするがん保険商品を、住友生命に供給し、住友生命の営業職員が12月末から販売する。
一方、住友生命は今後、死亡時に保険金を支払う終身保険など、死亡保障型の保険商品をアリコに供給することを検討する。
アリコはこれまで、約1万店ある代理店を通じた販売や通信販売を主な販売ルートとしてきた。今回の提携で「生保レディ」と呼ばれる約4万人にも及ぶ住友生命の営業職員によって、自社商品を販売することが可能になる。
住友生命は、ニーズが高まっている医療保障分野の保険商品の品ぞろえを充実させることができる。アリコの顧客基盤を取り込むことで、死亡保障型の商品なども、新規の顧客獲得につなげる効果が期待できる。
住友生命がアリコからの供給を受けて販売を開始するのは、がんと診断された場合や手術、入院・通院などに対して保険金が支払われる、終身型と10年満期型のがん保険だ。
がん保険や医療保険など生命保険と損害保険の中間的な存在である「第3分野」と呼ばれる保険商品は、2001年に国内の大手生損保に解禁されるまで、外資系保険会社などに限って取り扱いが認められていたこともあり、伝統的に外資系が強い。住友生命は、第3分野で知名度の高いアリコと提携することで、他の大手生損保との販売競争での優位に立ちたい考えだ。
(2004/10/8/15:37 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/business/news/20041008i301.htm