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「ニューズウイーク日本版10・13」P.8の「Periscope」より:
見出し:世界経済:原油高騰に怯えなくていい理由
記事:
「 先週、原油価格が1ドル=50ドルを2度も突破すると、石油時代の崩壊を予言する人々は一気に活気づいた。
確かに懸念材料は多い。1日230万バレルの原油を生産するナイジェリアでは、反政府武装組織がパイプラインを破壊すると脅迫。世界2位の埋蔵量を誇るイラクでも、治安の悪化で安定した生産は見込めない状況だ。
しかし、産出国の混乱や目先の価格高騰に惑わされて悲観する必要はない。ニューヨークの先物取引市場では、来年9月限の原油先物がスポット価格の7ドル安で取引されている。2006年9月限の先物にいたっては、現在の価格より10ドル以上の安値がついている。J・P・モルガン証券の予測でも、原油価格は来年末までに1バレル=36ドルに下がるという。
不安定な世界情勢に注目が集まるあまり、価格高騰を招いた原因が見落とされている。産油国の混乱を見た投機家がヘッジファンドのつもりで原油取引に手を出し、価格をゆがめていると、アナリストらは言う。
ほかの先物と同じく、原油も相場の上昇を期待しての「買い」か、下落を予測しての「売り」かで取引される。ニューヨーク先物市場では今年になってほぼ毎週、買いが売りを5万件上回っていたが、この2週間で売りが買いと同じレベルにまで急増。値上がりへの期待感はピークを越えたようだ。
J・P・モルガン証券のジム・ダラスマンは、売り急増の要因の一つとして、米大統領選と1月に予定されているイラク国民議会選挙が終れば市場が落ち着きを取り戻すと、投資家が予測しているためと指摘する。
アメリカが6月にリビアへの経済制裁を解除したことも、売りを促す要因だ。おかげで米石油メジャーは、リビアの360億バレルもの原油備蓄にアクセスできる。外国からの投資が増えれば、日に150万バレルというリビアの生産量は、数年で倍増するかもしれない。」
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★ 参照書き込み
『ほんとうに金利を引き上げ続け引き締めも継続実施するのなら、「誤り」ではなく「確信犯」でしょう。』
( http://www.asyura2.com/0403/hasan35/msg/647.html )
『ドルの実質購買力が現水準のまま1バレル=100ドルになれば、「日本の一人勝ち」です。』
( http://www.asyura2.com/0403/hasan35/msg/915.html )
★ 関連記事
「静かなオイル・ショック(運用市場化した原油市場) ☆☆ [住友ゴールド]」
http://www.asyura2.com/0406/hasan36/msg/1088.html