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欠陥隠し調査の9弁護士が兼務
三菱自・ふそう 刑事裁判弁護
三菱自動車と三菱ふそうトラック・バスの欠陥隠しを受け、両社が設置した弁護士十三人でつくる合同社内調査チームのうち九弁護士が、横浜市や山口県で起きた死傷事故など三つの刑事事件で罪に問われている両社元幹部の弁護人を務めていることが六日明らかになった。「自作自演のような調査で、調査の中立性が保てるのか」と疑問視する声が国土交通省内などから出ている。
三菱自動車によると、合同社内調査チームは、徹底した過去の洗い出しで信用を回復する一環として七月六日に設置された。
三菱自専属の四弁護士に三菱ふそうが人選した九弁護士を加えた十三人態勢で、ハブとクラッチハウジングの両部品の欠陥が隠ぺいされた経緯を両社の社員から聞き取るなどして調査を進めている。
ところが、十三人のうち九人の弁護士が、三つの刑事事件で罪に問われている被告の刑事弁護を担当しながら、社内調査で関係者の聞き取りもしている。裁判では、三菱自元社長河添克彦被告ら多くの被告が無罪を主張しており、国交省幹部は「被告に不利益になるような調査を被告側弁護人が公正に行えるのか」と指摘する。
社内調査の結果次第では、各被告の将来の退職金返還や損害賠償の相手側になる可能性もあり、社内調査の中立性がより求められている。
三菱自によると、裁判の弁護費用は被告らが個人負担しているが、社内調査の報酬は三菱自と三菱ふそうが負担しているという。
社内調査の中立性を疑問視する声に対し、三菱自の岡崎洋一郎会長は「見直しも検討する」としている。
また、三菱ふそうのビルフリート・ポート社長は「年内に公表予定の社内調査は、一九九二年以前にさかのぼる計画はない」と話しており、三菱ふそう単独の社内調査は限定的に終わる可能性が高い。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20041007/mng_____sya_____006.shtml