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12月8日(ブルームバーグ):ドイツ銀行のアジア担当チーフエコノミスト、マイケル・スペンサー氏は、欧州と日本の通貨当局は今のところ、ユーロ売りや円売りの市場介入を控えるだろうとの見方を示した。米国がドル安を容認する限りは、ユーロや円の上昇を抑えようとしても効果がないと考えていることが背景にあるとしている。
スペンサー氏はニューデリーで7日インタビューに応じ、日本の通貨当局は円が1ドル=91〜93円に、また欧州中央銀行(ECB)はユーロが1ユーロ=1.40ドルに上昇するまでドルに対する円売りやユーロ売りの市場介入は実施しない公算が大きいと述べた。同氏は世界経済フォーラムが主催した「インド経済サミット」のため当地を訪問している。
スペンサー氏は、「米ドルが下落する必要があるとの見方がほぼ全世界的にあるとすれば、市場介入をしても大きな効果を上げることはできないとECBは感じているだろう。ECBは信頼性が損なわれるのを恐れるだろう」と語った。
日本について同氏は、当局はおそらく日本経済が一層の円高に耐えることができると「自信」を持っており、日本企業が1ドル=93円までの円高に対し先物などを使いリスクを回避(ヘッジ)しているとみられることから、通貨当局を円売りに動かす要因はほとんどないだろうと述べた。
スペンサー氏は、「2、3週間にわたり毎日50銭ほど円が動くようなことがない限り」は日本の通貨当局が介入を考えるとは思えないと述べた。同氏はまた、米国が「事実上」ドルの下落を容認しており、米国の主要貿易相手国で構成する通貨バスケットに対しドルがさらに30%下落する可能性があるとの見方を示した。
原題:ECB, BOJ May Resist Currency Sales, Deutsche Bank Spencer Says (抜粋) {NXTW NSN I8DZEN0UQVI9
翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:
東京 笠原文彦 Fumihiko Kasahara fkasahara@bloomberg.net Editor:Okubo
記事に関する記者への問い合わせ先:
ニューデリー Amit Prakash aprakash1@bloomberg.net
Haslinda Amin hamin1@bloomberg.net
記事に関するエディターへの問い合わせ先:
Christopher Wellisz cwellisz@bloomberg.net.
更新日時 : 2004/12/08 14:45 JST
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003009&sid=aGWs0bYgeCEU&refer=jp_home