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(回答先: Re 蝦夷地の人々、アイヌ人にも触れて下さいませんか 投稿者 kokopon 日時 2005 年 3 月 10 日 20:09:53)
kokoponさん初めまして
縄文時代に興味をもたれた方がいたことうれしく思います。
>縄文人が住む日本国へ、後から渡来した弥生人との間に覇権争い、決着が付かず
共存共栄を計って生まれた権力が天皇制の始まりと教わりました。
弥生人として大陸から渡ってきた人達は大挙してきたわけではなく、少数の人達だったと考えられます。
上記文章より「後から渡来した弥生人との間に覇権争い」 覇権争いということになりますと権力同士の争いということになりますが、縄文人には権力という考え方はありませんでした。そこで弥生人が何の目的で日本に来たかということになります。彼らは稲作農耕による縄文時代とは違った文化をこの日本にもたらしたこと、ただしそこには土地の私有化という大陸では当たり前のことであった考え方で、アメリカインディアンから植民者が彼らから土地を取り上げたように、この日本でも縄文人から土地を取り上げるための戦闘があったと考えられます。ただ、人的に少なかったため縄文人との間に極度の争いを起こさなかったことと、大陸から女性が荒波を超えて渡ってきたのかということになりますと、それも難しいことから縄文女性との混血ということになりますが。
私は考古学者でないからここまで言えますが、縄文をはっきり解明することは新石器時代以前の人間の生き方がどうであったのかを哲学的に解明し、未来の人間の生き方に反映させることが出来ます。そこから人を使って利潤を得る側にとっては縄文の研究は彼らの今までの支配のやり方が引っ繰り返されてしまう危険性を持っているわけです。だから私はあえて挑戦するわけです。
>津軽海峡に隔てられた蝦夷地の人々、アイヌ人は99%縄文人だとも教わりました。
これは間違いなくそうだといえます。ただ支配者側が軽蔑的な形で人々を教育してきたことだといえます。このような例は数多くあります、現在の韓流ブーム以前は韓国人を朝鮮人(北朝鮮も入れて)という形で、彼らを馬鹿にしていた時代がありました。それと同じように上層部から民衆を教育するために流すデマで人々は洗脳されてしまうのではないですか。
ただ現在のアイヌの人達を見て文化的に劣るという考えに結び付けては、1万2千年前から日本列島に住んでいた縄文人の文化・考え方を推し量ることは出来ません。その文化は考古学で調べるしかありません。
洗脳も人々が経済的にも政治的にも幸せに生きられる洗脳であれば人間にとって幸せではないですか、ただ一部の人間の利益のためにやられるのであれば断固反対していく。その意味からも人間を知る手段として考古学は大切だと言えます。
>本州人に制圧される迄の歴史に、無階級・無階層の縄文時代があったのか、もしあったのなら、どの様なものだったのか。
この問題はこれから書いていくテーマですので
>青森県の三内丸山の縄文遺跡と、この間の映画の影響で関心が生まれました。
私も三内丸山には二回ほど行きましたが、青森に行くのでしたらお勧めは小牧野遺跡ではなかったかと思いますが。まだ地中の中ですが。小牧野のアドレスをつけておきます。
http://www.komakino.jp/komakino-20010501/komakino-21c.htm 小牧野遺跡
>過去に既に触れられていましたら、リンクアドレスを教えて下さい。
http://www.narashino-k.com/ 私のホームページです。
また何かありましたらメールを下さい