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(回答先: Re: 少し参加 投稿者 高弘 日時 2005 年 2 月 26 日 00:39:27)
>高弘さん どうもです。
>それならイラクは、フセイン体制のままで良かったと言う事でしょうか。
フセイン体制には問題はあったと認識しています。が、少なくとも、ハードランディング的な強引な体制変更がベストな選択ではなかったと考えています。
今回アメリカは「アルカイダのテロ」と「大量破壊兵器の所有」(間違った大義名分)を口実に多くの人命を失う愚行に走った訳です。
Kとすれば「もっと国連を主体にした話し合いによる解決」を模索すべきだったと考えています。「経済制裁」を主体にした「ソフトランディング的な民主化への誘導」をすべきだったと考えています。
少なくとも、時間を掛けての対応であるならば、人命的被害は少なかったと考えています。
ただし、テロへの制裁についてはある程度強硬な対応も仕方ないとも考えています。
イラクについては「それほど緊急を要する世界の脅威では無かったはず」です。フセインに虐げられた宗派や民族はあったでしょうが、いきなり武力による強引な体制の変革が必要だったとは思いません。
>自分は、やらずに後悔するよりもやって後悔する方が良いと考えます。
これは、ある面では正しい方法ですし、個人の考え方なので仕方がない面もありますが
Kは「行動する前に十分な状況判断が必要」と考えます。ようは、「やらなかった後悔」と「やった後悔」の価値意識の問題なのです。「やった方がより深刻な後悔」がある事が判明していていれば「それでも、やる」という人は少ないはずです。
勿論、緊急性(時間的な制限)があり、十分な判断をする時間があるかはケースバイケースですが、今回のイラク問題では「それほどの緊急性があった」とは思いません。
その面で協力に消極的だった国も多かった訳です。
>もしアメリカのやりかたに不満があるなら、それに代わる代案が必要になります。
>代案が考えつかないようなら、暫くはアメリカの独断場になるでしょう。
強引で急激な武力介入に対して「時間を掛けても話し合いを主体にした平和的な解決」というのが対案になると考えています。また、アメリカ主体に対し「国連主体」を主張しています。
上記は、Kの今までの主張を「好意的に解釈して頂いたならば」あらためて記入になくても理解されると考えています。(反論を前提にして考察されたならば理解できないでしょうが)
前に高弘さんは「自衛隊が『戦争に参加するのは』反対」との意見をお持ちと書いたと記憶していますが、「できるだけ、戦争にならないように考察していかなければいけない(少なくとも庶民レベルでは)」のではないでしょうか?
政府には色々と事情があり、庶民レベルの考えとは相容れない現実はあるでしょうが、庶民レベルからそれを「是」としてしまうのはどうなのでしょう?
庶民には庶民の考えがあり、政府に対して「訴えていかなければいけません(ワガママは別です)。」
庶民レベルでは「戦争に通ずるような行為には反対を主張していくべき」だとKは考えています。戦争になった時に一番の被害を受けるのは庶民なのです。
戦争になった時に高弘さんが、被害を受けにくい立場(庶民ではない)であるならば、ともかくとして、戦争を容認する事によって何か利益でもあるのでしょうか?
無いとするならば、「長い物には巻かれよう(なるようにしかならないという一種のあきらめ論)」だけを唱えていても、何の解決にもなりません。
阿修羅において孤立化し、排除されるのも仕方がない面もあると思わざるおえないでしょう。
無理に相手に同調する必要もありませんが、現実のみを指摘し、政府の代弁者的な主張を繰り返すのでは「何の問題も解決の方向性すら見いだせない事」になるのです。
では、この辺で・・・